本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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新鋭艦長、戦乱の海へ(ジャック・オーブリー・シリーズ)

映画化されて初めて、こんな面白い小説があることを知った、という好例でございます。英国海軍の航海長兼海尉艦長(マスター・アンド・コマンダー)、ジャック・オーブリーの活躍を描くシリーズの第1巻です。

お話は、18世紀後半から19世紀初頭、英国海軍海尉ジャック・オーブリーに艦長着任の命が下るところから始まります。不遇をかこっていた彼は、ようやく自分の指揮する乗艦を手に入れた訳ですが、それからが一苦労。人足を揃えたり、積み荷を手配したり、出航までにゲッソリするほど何やかやと用事があるものだとは。映画だけ見てると颯爽と指揮を執ってる艦長ですが、陸(おか)に上がると大変なんですね。こういうディテールがワクワクさせてくれます。

第一巻は、話の展開を損なわない形で、物語の舞台となる帆船の様子が隅々まで紹介されていきます。メインスルだの棒つき弾だの次々と帆船用語が登場し、訳のわからぬ業界用語に囲まれる興奮がたっぷり味わえます。

謎めいた軍医マチュリンとの友情、船内外の人間模様も書き込まれた、骨太な作品です。原作は20巻まであり、「マスター・アンド・コマンダー」のタイトルで映画化されたのは10巻目にあたるそうです(邦題は「南太平洋、波瀾の追撃戦」)。邦訳は1,2,3(各上下)巻とこの10巻だけ。間は原書で読むしかないという凄い状況であります。以下続刊、という宣伝文句、信じていますからね!

パトリック・オブライアン著 高橋泰邦訳
ISBN 4-15-041025ー9
早川書房
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Commented by at 2004-05-10 00:48 x
海洋ものが面白いのを初めて知った映画と原作です。船だけでなく当時の医療も面白いと思いました。今1の後編を読んでます。しかも徳間版。
Commented by 銀の匙 at 2004-05-11 00:31 x
蓮さん、こんばんは~。パソは直りましたか?
アンチョコ見て手術してる軍医には皆不安かも(^^;
徳間版っていうのもあるんですね。早川版とはどう違うんでしょうか。
Commented by at 2004-05-13 23:59 x
徳間版は多分絶版だとは思いますが、装丁が好きです。DVDと同じ大きさで、表紙が生頼さんの帆船です。気をつけないといけないのは、1と2で1冊の前後編なので、話の区切れが変に感じること。図書館で借りました。
お騒がせしました。パソ直りました。
Commented by 銀の匙 at 2004-05-14 22:52 x
早川は文庫でしたが、徳間のは四六判くらいあるのかな?
早川の10巻は映画のスチルが表紙できっと期間限定?なので
のちのち良い思い出になるかな?と思って買いました。
パソ直って良かったですね~。
by silverspoonsjp | 2004-04-11 20:51 | センス・オブ・ワンダーの本 | Trackback | Comments(4)