本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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ホビット:スマウグの荒らし場改め竜に奪われた王国観てきました(ネタバレなし)

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皆さまこんばんは。
改めまして、今年もよろしくお願いいたします。

さて、『ホビット』の第2作目、お正月明けに台湾で観てまいりました。
日本ではタイトル変更になったとのことですが、こちらでは「荒谷悪龍」でそのまんまでした。
(あ、日本語は「荒らし場」がメインですが、中国語では「悪龍」がメインってことですね。)

初見の感想ですが、アクション映画として飽きずに見られるので、「1」よりは面白いんじゃないかと思います。もっとも、私は3部作の2作目が一番好きなことが多いので、あまりアテにならない感想かも知れませんが…

以下、予告編でわかってしまう以上のネタバレは避けて、第一印象をレポートしたいと思います。

なお、ネタバレ上等!な方は、別ブログになりますが、こちら(→別ブログに飛ぶ)をご覧ください

☆この映画で良かったところ

・アクションシーン
・原作風味満点なスランドゥイル
・原作には1ミリも出てこないレゴラス
・ギムリ
・ギムリ母
・ビルボの「考える人」
・「考える人」以外のビルボ
・黒の言葉(例外あり)
・エルフ語(例外あり)
・ラストシーン

★この映画で良くないと思ったところ

・陶烈児
・換皮人
・レゴラスのエルフ語
・サウロンの黒の言葉
・HFR 3D

▼あまり気に入らなかったけど映画だけのせいとも言えないと思ったところ

・歌がない
・スマウグ
・ストーリー

さてと。台北滞在中に2回鑑賞しましたが、1回目はMRT剣南路近くのミラマー(HPはこちら)、3D IMAX HFRと全部入り、2回目はMRT中山駅近くのショータイム・シネマズ(HPはこちら)2Dで小さ目の部屋でした。

金曜夜20時と日曜昼間15時の回に行きましたが、いずれも、直前でも良席が残っており、興行成績が若干心配な入りでした。

ミラマーはさすがに迫力のある画面で、座席もやや後方よりの真ん中と絶好の条件でした。が、特に最初の方のシーンはHFRで見るとクリアな分、セットも人物もCGめいて見えて、どうも慣れませんでした。

ショータイムの方は、横12席、縦20席ほどの小さな部屋でしたが、六本木TOHOシネマズのプレミアスクリーンのようなちょっと高級なつくりで、こちらの方が映画に集中できました。また、こちらの映画館はお客さんの反応が素直で面白かったし、最後なんか、例のラストシーン(ネタバレのため秘す)でぱっ!と明るくなり、係員の人が「ご鑑賞ありがとうございました!」とスクリーン前に登場するのが、演出の一部っぽくて思わず笑ってしまいました。好きですね、この映画館…。

今回も相変わらず映画は長尺で、前半3分の1ぐらいはややダルい展開なのですが、エルフが登場するシーンから俄然アクションが盛り上がり、息着く間もなくラストまでなだれ込みます。そういう意味では、飽きなくて楽しめました。

ま、はっきり言って、前半はおっさん中心で画面も地味です。後半はエルフや金箔で盛った感が否めないのですが、盛りが気前良かったので勘弁しといてやろう、って感じ?

「ロード…」でボンバディルを出さなかったためにさんざん非難されたのに懲りたのか、今度はちゃんとキャラを省略しないで出したみたいですが、やっぱりボンバディルは飛ばして正解だったなと感心する仕儀となっております。まぁ、第3部へのつなぎってところでしょうか。(これで出番終了だったらいくらなんでも可哀想)

ケレボルン状態で置いてきぼりかと少し心配していたスランドゥイルは、トーリンに負けないイヤゲキャラであることが必要以上に丁寧に描写されており、第2部のおいしいところを根こそぎ持っていった感がございます。息子さんのレゴラスは大活躍だったし、上から目線バリバリの坊ちゃんキャラで「闇のエルフ」っぽい感じもよく出ていたので、エルフファンの皆様、この2人については、期待していてください。

って言ったら、期待できないのは何か、もうお分かりですよね…。ホント、予想を全く裏切らなかったのである意味感心しました。こっち系の非難囂囂はアルウェンで慣れたのかと思ったら、全然学習してないですね。顔立ちもリブちゃんに似ていたので、アルウェンの「色違い」が出てきたのかと思っちゃいましたよ。(エルフ語は上手く聞こえるのもリブちゃんと同じ?)

それに比べるとレゴラスのエルフ語はあんまりエルフ語に聞こえないんだけど、世間から隔離されてるうちに訛ったのかな…?

主役のビルボはマーティン・フリーマンの超絶技巧により、表情豊かで実にすばらしく出来上がっており、感情移入しやすいキャラになっています。あるときは勇敢に、あるときは大旦那さまらしい品格を備え、あるときは思いっきり場内の笑いを誘っておりました。ホント、上手いですね。

トーリンもときどき嫌な奴なので損な役回りですが、その分複雑なキャラになっており、ビルボの向こうを張れる名演技でした。

今回は人間も登場しました。いずれも、第2話の段階では、頑張った割にはあまりパッとしません。あれこれと嫌がらせをしてくるグリマのような役回りのアルフレッド、当初はフロドのお父さん役にキャスティングされてた方ですよね…

ストーリー全般としては、もともと子供向けのストーリーだったものを、無理やり大人用にかさ上げした感がどうしても拭えませんでした。全体が暗くてシリアスなのに、スマウグがしゃべるというのが何ともちぐはぐだし、話もほとんど単線なので3時間もよく持たせたなというのが正直な感想です。キャラは面白いし、細かいところや、画面内の動きなどに工夫があるので見どころはありますが。

とはいえ、長さも感じず(逆に、えっ、終わり!?って思わず声が出た)楽しめましたので、皆さまどうぞご期待ください!!
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Commented by foggykaoru at 2014-02-11 18:08
おひさです。
「ホビット」はどーでもいい
というけしからんワタシですが、よかったところ、トホホちっくなところ、両方に期待が高まり、がぜん観たくなりました。
Commented by silverspoonsjp at 2014-02-17 01:10
foggykaoruさま
お久しぶりです!褒めてるんだか貶してるんだかわからない(愛だろ、愛!)、ナゾの感想文にコメントいただき、ありがとうございました。

指輪をはめたからスマウグの言葉が聞こえたのか、いつも察してチャンの相棒のセリフの裏を察しているうちにスマウグになってもわかるようになったのか…。ビルボの「考える人(ホビット)」にもご期待くださいね!
Commented by Thaun at 2014-03-28 22:41 x
大変ご無沙汰しております。
「Rivendell's Terrace」主のThaunです。
お元気でいらっしゃいますでしょうか。
当地(北東北の太平洋側の県)にも、今週に入り、ようやく春を感じさせる日差しが降るようになりました。先週までは、4月になってもこのままずっとカラズラス状態だったらどうしよう、と心配になるほど、3月だというのにドカドカ降りましたので。

「The Hobbit : The Desolation of Smaug」、日本公開が待てず、1月中旬に英国で鑑賞して参りました。ですが、「ロンドンに映画を観に行く」とは周囲に言えず、宮殿の冬期内部特別公開、Jude Law、Tom Hiddlestonのシェイクスピア舞台鑑賞など、いろいろ突っ込んで、一番の目的をぼかす、という暴挙に出てみました(^^;)
国内では3回鑑賞しましたが、観る度に、続きを最後まで観たい、という思いと、中つ国映画があと1本で終わってしまう、という寂しさとが共に募っていくばかりです。
Commented by silverspoonsjp at 2014-05-04 01:28
Thaunさん こんにちは。1か月ほど気絶している間に五軍の戦いが終わってた(はっ、重大ネタバレ??)ようで、大変失礼いたしました。GWになって、さすがにカラズラス再現はなさそうなものの、不安定なお天気が続いております。

さて、全ては記憶の西のかなたに去ってしまった感のある今さらなお返事、どうかお許しください。Thaunさんは英国でご覧になったのですね。一番の目的をぼかす…っていうより、本来の目的を忘れそうな充実ぶり、何よりでした。3作目もきっと日本公開は遅いんですよね、きっと。

先日、のこのこと字幕監修を担当された先生の特別講座にお邪魔してきたのですが、ガンダルフの例の呪文、ありゃクウェンヤだったのですね(←今頃気づいたか愚か者)。道理で、あの、全てがスキップっぽいフィンランド語みたいなヘンなエルフ語だなぁと思っておりました。最後だし、次のご鑑賞はフィンランドで如何でしょうか。呪文じゃないセリフの方が、呪文っぽかったりして…

ということで、もう心は第3部ですが、SEEも気になりますね。毒を食らわば皿まで、いやさ、お家に着くまでが遠足でございますよ。3部もSEEまでが本番、どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。
by silverspoonsjp | 2014-01-11 03:22 | 「指輪物語」関連の本 | Trackback | Comments(4)