本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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もうひとつの扉 20世紀 アーティストの本

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うらわ美術館で2000年に開催された「もうひとつの扉 20世紀 アーティストの本」の図録です。この展覧会は見ませんでしたが、後から美術館で図録だけ買いました。

紙で作られたカバーを開封すると、全266ページ、白一色のシンプルな本が現れます。
本文はケルムスコットプレスの「チョーサー」から始まり、1997年のアンゼルム・キーファーの本まで、アーティストが制作した「アーティストブック」と呼ばれる書物の紹介になっています。

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(中味はこんな感じ…。失敗写真ですみません)



美術館には、絵や版画、彫刻、最近ではインスタレーション、ビデオ作品などさまざまな収蔵品がありますが、うらわ美術館は本を中心としているところがユニークです。といっても、それは美術作品としての「本」であり、むしろオブジェの一種といった方が近いかもしれません。ですから「ユニークな装幀の本」や「画集」とは性質が異なります。

ほとんどは冊子体、そうでないものも、あるひとまとまりの内容で一つのオブジェになっているため、複数冊用意したり、コピーを使ったり、ものによってはばらして額装するなど、ひと工夫が必要だったようです。

巻物の形だった本が冊子になることによってさらにアクセスしやすくなったように、アナログだった本はデジタルになり、時間や距離を超えてアクセスすることが可能になりつつあります。

そういいつつも出版点数は毎年増える一方ですが、今がまさに過渡期で、いずれかなりの部分がデジタルに置き換わっていくのではないかと思います。その後にも作られるのは、こうしたアーティストブックなのかもしれません。

現在 うらわ美術館で開催されている展覧会「挿絵本の楽しみ」も面白そう。
HPはこちらです。
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by silverspoonsjp | 2005-12-05 22:44 | 素敵なヴィジュアルの本