本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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なぜか続弾・おたく考

皆様こんにちは。

先日、英語版ウィキペディアに載っていた「OTAKU」の定義をこちらで御紹介しましたところ、
foggy かおる様の「foggyな読書」より ウィキペディア・フランス語版のオタクの定義をトラックバック頂きました。

じゃ、何か他の言語のを、と思いまして、以下中国語ウィキペディアのオタクの項目を御紹介してみました。

中国語でもやたらと詳しいです(笑)
内容からみて恐らく、台湾の方が主に書いたものと思われます。

中国語では「おたく」は「御宅族」(ユィヂャイズウ)と言うんだそうです。
記事後半に出てきますが、現在では「宅」が主流とか。

以下、記事の拙訳です。

***********
御宅族(日本語 おたく 読み otaku)とはアニメ、ゲームなどのサブカルチャーの熱心な愛好者を指す。
日本語ではネガティブな意味合いを持つが、欧米の日本アニメ・マンガ愛好者の間では、使う人によって良い悪いが分かれる語のようだ。

一般には、この語がこうした一群の人々の呼称として正式に使われるようになったのは中森明夫が1883年の月刊マンガ誌『漫画ブリッコ』に連載した「『おたく』の研究」の記事が初めであるとされる。「おたく」の本来の意味は「あなた様の家」であり、日本語では二人称としても使われる。ちょうど1982年に日本で放映が始まった「超時空要塞マクロス(中国語は「超时空要塞」)で主人公が相手を「おたく」と呼んでいたことに影響され、愛好者たちの間でお互いを呼ぶ語として使われるようになり、後にこうした人々全体を呼ぶ代名詞になったものである。

ガイナックスの創始者の一人であり「オタキング」(中国語:御宅王)の異名をもつ岡田斗司夫の定義によると、おたくとは「映像情報が爆発」する21世紀において、映像情報の世界に適応すべく生まれたニュータイプのことであり、映像に対するセンスが極端に進化した人々を指す。

【おたくの三定義】

・資料収集能力が非常に高い
・映像爆発に適応し、ジャンルを超えて情報を収集できる能力を持ち、映像の制作側が暗示するメッセージを余すところなく解読し、検証できる
・飽くなき向上心と自己表現欲を持つ

【類似の概念との比較】

英語のMania(中国語:狂热者,发烧友)はある程度まで同義であり、日本ではしばしば混同される。しかし、(特定の領域に対する熱中の度合の)レベルによって分類するならば、オタクの方がマニアよりもやや高次のレベルに属する(ということは、一般に社会への適応力が更に劣るともいえる)。

日本には他にも「アキバ系」(中国語:秋叶原系)という「おたく」と切り離せない語が派生している。この語は、おたくの興味がアニメとゲームを主なフィールドにし、また電子機器への興味も一般より高いため、かつて日本のスタンダードであったPC9801全盛期に電気専門街として知られていた「秋葉原」一帯に、彼らが出没していたためである。後に秋葉原はさまざまな要因や商業地区の改変によって各店舗が電気製品から漫画やゲームの専門店へとシフトする傾向にあり、自分の趣味嗜好を優先して身なりに構わない人のことを「アキバ系」と呼ぶようになった。日本に出現した18禁のパソコンゲーム「アキバ系彼女」はここから来たものだ。

この名詞が指すのは男性に限らない。似た嗜好と特性を持つ女性もいる。同性愛(男性)の作品をターゲットにした腐女子と呼ばれている同人女もオタクの中に入っている。腐女子とはもともとこうしたタイプの女性による自称だったが、のちに中国語で借用されるとさらに広範囲に使われるようになった。日本ではオタ女(中国語:宅女)を直接同人女と呼んでいる。比較的狭い言い方としては「やおい女」がある。

オタクの指標とされる「アニメ」「マンガ」「ゲーム」の3つは本質的に不可分であるが、日本にはこの三者をまとめて呼ぶ言い方はない(内容面からはよく「二次元」という言い方がされる。これはどれもが二次元の画像であることからきている。現在のように高度な3Dモデル技術の時代になっても、この名称の包括性は揺らいでいない)

中国語の世界では、台湾で早くに創設され、現在に至っているアニメマンガ関係団体「シャッフル同盟」(中国語:扑克同盟 この団体名は日本のアニメ「機動武闘伝Gガンダム」のシャッフル同盟から来ており、夏佛同盟,洗牌同盟とも呼ばれる)の元老「Alplus先輩」が考案した「ACG」(Animation,Comic,Game)が主に使われ、現在でも広く通用している。

【転用】

日本の「おたく」という語はアニメや漫画、ゲームの愛好者以外にも、「軍事おたく」「鉄道おたく」など他の方面で熱狂的なマニアである者にも使える。端的にいえば、ある分野において常人以上に熱中する者(ことにある特殊な分野で)を「おたく」と呼べるのである。しかし、一般にはやはり、アニメ、漫画、ゲームの熱狂的な愛好者を指す。日本ではカタカナで「オタク」と書くことが多いが、差別化するために「ヲタク」または省略して「ヲタ」とも書く(おもにネット上で見られる)。該当者の増大に伴い、この語がネットで使われる頻度もますます高くなっている。また、現在ではさまざまな異表記や転用用法が見られる。

熱烈な愛好者の呼び方としては他に「マニア」があり、この言い方は反感を招きにくい。中国語では「御宅族」という呼称はすでにあまり目にしなくなっている。海外ではローマ字表記「OTAKU」がよく使われている。台湾、香港、中国のアニメ、漫画フォーラムでは「宅」が一般的である。名詞として使われ、おたく本人、または本人のしていることを指す。また、動詞や形容詞への転用、「宅人」の類の連用法も見られる。

【「おたく」への評価】

サブカルチャーへの愛好が度を超しているため、世間から生産的でないと見なされやすい。また、サブカルチャーグッズ、たとえばモデルガンやポルノ関係のグッズなどをコレクションすることから、潜在的な犯罪者と見なされる可能性すらある。

日本では有名な「東京埼玉連続幼女誘拐殺人事件」の犯人・宮崎勤被告の自宅から大量のポルノビデオが見つかったことから、おたく全体が社会から疑いの目で見られることとなった。さらに、ある特定の分野に過度に熱中することにより、人間関係の構築や社会性において一般人より劣る者も多く、世間の「おたく」への印象は良いとは言いがたい。

現在、日本ではこの状況に変化が起きつつある。資本主義国家を標榜する日本では「経済的価値」が一切の指標になるのである。大手シンクタンク「野村総合研究所」が2004年に発表した「おたく市場報告書」がその市場価値を2兆三千億円の規模と見積もった。しかし、当初対象とした範囲は十分広いものとは言えず、実際の市場規模は更に大きいものと思われる。

イタリアで開催された「ヴェネチアビエンナーレ 第九回国際建築展」の日本館の出展は「萌え」(中国語:萌)をメインテーマとし、また二次元の美少女画像が国際的に知られるブランドで採用されるなど、その価値が改めて世の中から認められ始めている。

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なるほどねえ…。勉強になりました。自分はアニメ、マンガも世間並みにしか詳しくないし(ガンダムってあんなにいっぱいあったのね)、ゲームはほとんどやりません…が、何が楽しいんだか延々翻訳しちゃったところを見ると、ここでいう「転用」の部類に入るんでしょうね。

ふっ…新年早々何やってんだろ。
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by silverspoonsjp | 2006-01-10 01:10 | プチ日記