本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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漢声雑誌「老月分牌広告-レトロ月めくりカレンダー」

a0003079_2262015.jpg「エスクァイア」の3月号「美しい本230冊」の特集を読んでいたら、台湾の出版事情が出ていて、懐かしいなあと思いつつ読みました。漢声ってまだ頑張ってたんだ…!

90年代の初めに香港・台湾の出版物に凝ってた時期がありまして、その頃いろいろ集めていたのです。当時、西武百貨店が香港への出店に熱心だったこともあり、香港のアラン・チャンがデザインしたパッケージやグッズが東京でも売られたりしていました。

台湾では、出版物では漢声、音楽では水晶唱片というレーベルが凝ったビジュアルのものを作ってました。水晶は台湾独自の音楽を集めていたんですが、漢声の方は中国大陸の失われゆく風俗を記録したものが中心でした。

外から眺めた方が、ある場所独自のものというのは探しやすいものですが、台湾では、ようやく中国の一地方、というスタンスを脱却して、台湾自身のアイデンティティが語られはじめた時代だったので、漢声雑誌のコンセプトには-確かに優れた本作りでしたが-一種複雑な感想を持ったことを覚えています(といいつつも、台湾へ行ってはいそいそ買ってた訳ですが)。

上の写真はその一冊で、1920~30年代の上海カレンダーを紹介したもの。ちょうど90年代のはじめにこういったレトロデザインが注目されたこともあり、当時としてはタイムリーな企画でした。分厚い紙製ケースに図版編、解説編、手記編(ノートとして使える本)の三冊が収められています。

中国紙に刷られた上海ガールは、ウォン・カーワイの映画「花様年華」さながらのモダンなチャイナドレスに身を包み、愛嬌を振りまいています。

ここに載っているカレンダーはどれも広告のために作られたので、絵の中には商品が紛れ込んでいたり、商品名が別記されていたりします。中国美女と「カルピス」「日清製粉」「ヱビスビール」なんて組み合わせもありますが、食い合わせ悪そう…。ってことで明日につづきます(たぶん)
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by silverspoonsjp | 2006-02-17 22:30 | 素敵なヴィジュアルの本 | Trackback | Comments(0)