本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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雨柳堂夢咄

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時は明治の末あたり、東京は根津の界隈にある雨柳堂という骨董屋さん。祖父の代わりに店番をする蓮青年の元へ、今日もいわくありげな品々がやってくる…。

長い年月を経ると物にも魂が宿るといいますが、持ち主の強い想いがこもった骨董は、想い人のところへ帰ろうと店を勝手に抜け出したり、絵から出て行ってしまったりとやりたい放題。蓮はいつもため息をつきつつ、その後始末に追われます。

「泉鏡花」か「聊斎志異」かと言った趣も少しありますが、大部分のエピソードは英国モノも描いている著者らしい、ロマンティックなストーリーに彩られています。

何か面白いマンガないかなー?と聞いたら、この道のプロたる茶道具商の娘さんが貸してくださった本なので、内容的にも確かなはず(^^)。ちょっと絵にはクセがありますが、ストーリーを追っている分には気になりません。

なんて少女趣味なお話なんでしょと呆れつつ、涙グズグズになってしまいました(喫茶店で泣きながら読んでるのは我ながらマズイと思ったけど)。
早く続きを借りなくちゃ…。

波津彬子 朝日ソノラマ
590円
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by silverspoonsjp | 2006-04-11 23:07 | センス・オブ・ワンダーの本