本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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外国語をマスターするには? その7

さあ、いよいよ最終ラウンド、「書く」ですね。
日本語で書くのだって難しいんですから、外国語の作文は出来なくて当たり前です。ただ、しゃべる場合と違って、間違いを指摘されて意識的に直せるのが、唯一の利点といえば利点?

文章を書くのは自分のレベルを思い知る良い方法です。この段階になって初めて、ああー文法やっといて良かった!と心から思えることでしょう(爆
はっきり言って私は作文が超~~~下手。こんなエントリー書く資格まるでナシ!なんですが、苦労してて悔しいので書いておきます。何か上手い方法をご存じの方は教えてください。<( )>
(伏してお願い)

最近、「書く」が重要になってきたのには、メールの存在があると思います。以前は、手紙をもらってから返事を出すまでにワンクッションあっても平気だったし、その間誰かに聞くこともできました。昔、とある国際機関でバイトをしたことがあるんですが、…っていうとカッコいいけど、実際のところ、ほとんどの仕事は、日本人職員が書いた英文手紙を、校閲のために別のフロアのネイティブ職員のところに持って行くという社内のお使いでした(血税で何やってんだか)。今もあるのかな、こんなバイト?

今は、もらったメールを何日も寝かしといたら、先方は心配するでしょうね…。

練習方法
ともあれ、誰か直してくれる人がいるなら、メールを書いて先方に添削してもらうというのは良い訓練方法じゃないでしょうか。それに、今、外国語を「書く」場合、日記とか小説とかより、まずはメールを書く方法が一番必要ですよね?

身近に添削してくれる知り合いがいない場合(普通、いませんわな…)手っとり早いのは英文チャットに参加することです。お節介な人がいるとこちらの間違いを直してくれるので、大変勉強になります。ただし、大文字にするべき言葉を小文字にしたり、ヘンな略語を使ったりというコギャル系のチャットだとマジメな用途には不向きかも…?

作文の手がかり 1 要件を先に書く
そのまた昔(すみません)、タッチタイプを覚えるために、英文タイプの授業を受講しました。当時はまだワープロも一般的じゃなくて、私以外の受講生は「英文レターの書き方を習う」のが主目的で受講してたんですが、実はこれが後々、大変役に立ちました。

外国語で文章を書くとき何が難しいかっていうと、伝えたい内容をネイティブだったらどう書くか、それがわからない点だと思います。

細かいニュアンスとか、語彙の選択はともかくとして、とにかく形式だけでも英語っぽくしたい場合は、とにかく先に要件!サブジェクトラインをまず書け!ってその授業で言われたんですが、なぜなのか良く理解できず当時はとても困ったものです。手紙でそんないきなり要件なんて失礼じゃないですか?

今や、英語圏産のメール形式が普及したおかげで、日本語のメールもまずは「件名」を書くっていうのに馴らされてますけど、一般的な手紙や論文などではまだまだ、要件を先に書くのに抵抗があるみたいです。でも、英作文では最初のワンパラグラフ目までに要件書いてないとその先読んでもらえないらしいので気をつけましょう。

作文の手がかり 2 頭のない文章を書かない。ただし、頭は軽く、身体を重く
日本語で文章を書くときは、なるべく述語(身体)に近いところに主語(頭)を置いた方が文意が取りやすくなりますが、英語の場合、回りくどく説明するよりまずは、「誰が」(頭)を書くのが普通のようです。

動詞がなるべく早い段階で出てこられるように、その前に来るものはなるべく短くしろと言われたものです(本当かどうかはあまり自信ないです。すみません)。主語(頭)を短くできないっ!そのときは「It」を使いましょう!

また、(小説なら別ですが)読んでみて曖昧と思える表現は、徹底的に避ける訓練が必要です。これは中国語も同様です。

作文の手がかり3You oriented
これは依頼文や広告などのとき、特に言えることですが、英語を書くとき、一番大事なのは「あなた」(読む人)に向けて書くということなんですね…って言われたって、何のこっちゃって感じですが、何か良い例ないかなと思ったら、見つかりました。naked fishさんのこちらのエントリーがまさにそうですね(すっごい極端な例な気もするけど、気にしない)。

つまり、「日頃お世話になっております」(←実は主語は「私」)
「よろしくお願い致します」(←実は「私を」or「私の要求したこの件について」が隠れている)
日本語と違い、
「Thank you」(←あなたのお世話に感謝しますor あなたがこの件について処理してくれるのを感謝します)
と書かなきゃいけないってことですよ。押しつけがましい
お世話するかしないか、よろしくやるかやらないか、あくまでも選択権は「あなた」にある、ということなんですね(ちょっと違うか)。

私は、この言い回しが日本語でいう「敬意表現」にあたると考えています。敬語は日本語にしかない、と思っている人はまさかいない…と思っていましたが、そう思いこんでる国語の先生がかなり居ることを知って結構ショック…まあ、それはともかく、人間関係がある以上、言葉遣いやロジックの持って行き方によって、相手を持ち上げたり、他人と距離を置いたりする方法が大抵あるでしょうから(しかも学習者には良くわからない)、気をつけましょう。


作文の手がかり 4 繰り返すな!

これは論文の場合特に言われるようですが、キーワード以外の単語をあまり何度も繰り返すのは良くないらしいです。どうするのかというと、2回目以降は別の言い方に差し替える。たとえば、
「それは大変やさしい手順です」というセリフを使っちゃったら、次は
「簡単な方法で行えます」
って言うってことです。
だから「シソーラス」が売れるのね?

作文の手がかり5 削れ!
英語ではあまりうるさくないかも知れませんが、中国語の場合は、高野豆腐みたいにギリギリまで字数を縮めた文章が良いとされています。私はダラダラと文章が長いので、怒られっぱなしです。中国語の文章は簡潔に!論理的に!特に後者は、日本語のクセで論理的にはあり得ないことを書いちゃったり、曖昧なことを書いちゃったりしがちなので気を付けましょう。

たとえば
「12時には改札に来て下さい」
と書いてあったら、どう行動します?「12時になったら動けばいいや」とも取れませんか?実はこれは「12時までには」の「まで」を抜いちゃってるんですよね。中国語ならはっきり、「12時以前に改札に到着して下さい」と書かないとダメです…とかね。

あると便利なもの、参考図書
英語の場合、「シソーラス(類義語辞典)」は上記の理由で必需品です。また、和英よりはむしろ英和の方が役に立つことが多いです(和英に英和を組み込んだハイブリッド式は、なるほど上手いアイデアですね)。

中国語の場合は、外国人が間違いやすい箇所に関する本がいろいろ出ているので、そちらも読んでみましょう。

ということで、長々続きましたこのエントリーはこの辺で…。もっと良い方法をご存じの皆さま、是非ご教示お願い致します。また、頂いたコメントに従ってエントリーに随時補足致します。ではでは!
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by silverspoonsjp | 2008-03-23 23:55 | 英語の本 | Trackback | Comments(0)