本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

サライ 2003年5月1日号

ゆとりある熟年世代がターゲットのシブイ雑誌だけに、どこかびみょ~にこちらの趣味と合わないときもある「サライ」ですが、今回ばかりはこのサービス精神に脱帽です。

特集は「おくのほそ道を旅する」。
豪華付録は「おくのほそ道」全文と全現代語訳および、松平キャスターによる全文朗読CD。

おまけにつられてつい買いましたが、記事も充実しています。いまや定番の「松尾芭蕉スパイ説」の紹介のほか、江戸時代、「おくのほそ道」が出版されたあとの後日談というのが面白かったです。

江戸時代の俳人たちは、俳聖の句集が出た直後ぐらいから、「地球の歩き方」を片手に旅するバックパッカーよろしく、「ほそ道」片手にゾクゾクと芭蕉の足跡めぐりをはじめたらしく、句に詠まれたばかりに、次から次へと旅人に来られて迷惑した人の話が出てきます。今で言うと、マスコミに取り上げられちゃって困った…って感じでしょうか。

鉄道マニアには鉄道でめぐる「おくのてつ道」コーナーも嬉しいです。

それにしてもこの雑誌、連載コーナーが本当にピンポイントですよね…雑誌には定番のオススメCDやおすすめ書籍のラインナップが、その辺の雑誌とは一線を画しているのがまた勉強になりますね…。

小学館
750円
[PR]
by silverspoonsjp | 2008-04-20 22:00 | 人文科学の本