本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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英語耳

何だか弾みがついたのでまたしても英語本。

こちらは、リスニングマスター用の本です。
英語を聞いても聞き取れない原因は、英語の正しい発音を知らないため」という著者の主張は、確かにその通り(まあ、当然ですね)。

っていうか、聞き取ろうと思ったら、著者も指摘する通り、それだけではだめで、

・正しい発音を知る
・単語が組み合わさった時の音の変化を知る
・文章丸ごとのメリハリ、高低など(プロソディ)がわかる
・話されている文章中、半分以上の単語の意味を知っている

が必要です。取りあえずこの本では、最初の2つをおさえられるようになっています。
といっても、子音の発音の仕方と母音の発音の仕方、音の変化のいくつかのパターンが載っているだけなので、似たような練習をやったことがある人は多いと思います(;)。

個人的には、この本は、学校で英語を全然習ったことがないひとにオススメです。
学校で習ったことがある人は、個別の発音よりもプロソディの練習を先にした方が良いと思います。
(プロソディの練習本はなかなか良いのが見つかりません。ただいまリサーチ中です)

なぜかというと、すでにカタカナ英語の癖がついている人は、個々の発音を綺麗にすることに意識が行きすぎて、全体としてはちっとも英語っぽくない…という結果になりがちだからです。

ではどうして紹介したかというと、この本は確かにリスニング強化には役立つからです。
最初にVOA(Voice of America)などを聞いて、
次にこの本のCDを一通り練習してから
もう一回同じVOAを聞いてみてください。明らかに1回目よりクリアに聞き取れます。

早口のシャドウイングについていけない人の補助教材としても使えそうですね。

特に出色だと思ったのは、賛美歌「Amazing grace」を使った練習です。強調して練習する場所を変えて何度か繰り返すだけで、5回目にはかなりなめらかに発音することができます。この方法は自分でもすぐ進歩が実感できるので、せっかちな人向けかも…。

もう後4~5曲練習できて、短文・長文練習の例がCDに入っていれば絶対オススメだったのですが、まあ、CDを全部通して練習しても1時間かからないので、1冊持ってて損はない本だと思います。

松澤喜好著
アスキー 1800円
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by silverspoonsjp | 2008-04-28 23:37 | 英語の本