本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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雑誌のバックナンバー

神保町のRBブックパワーが扱い品目を減らしてからというもの、雑誌のバックナンバーが手に入れにくくなって本当に困っています。

いったいあの大量の在庫をどこへやったのか?…の詮索はさておき、古雑誌というものは手に入りにくい割にはプレミアも付きづらく、あまり良い商売ではないんでしょうね。

銀座の教文館、神田の三省堂本店など、新刊書店で扱っている雑誌はそれほど多くないし(恐らく、次号が届いても返品しないと買い取りになってしまうためだと思います)、Fujisanなどのネットショップや版元の通販は、今も続いている雑誌で直近の号しか普通は置いていません。

頼りの図書館も、たいていの図書館では最近2年分くらいのしか置いてないのではないでしょうか。以前、廃刊になった大変貴重な雑誌の全号揃いを図書館に寄付しようとしたら、古雑誌は要りません、と思いっきり断られたことがあります(仕方ないから大学図書館に寄付しました)。

かような困難があろうとも、たとえば80年代前半に流行ってたスタイルについて知りたい!というような時は、本を見るより雑誌を見た方が確実。そして今はインターネット時代、どうしても買いたいという以外は日本の雑誌なら中味を見る方法はあるのでした。

一つは、国会図書館のアーカイブ「PORTA」を利用する方法。

↑このサービスは説明がわかりづらく、いまいち何が出来るのか判然としませんが、少なくとも、国会図書館に見たい雑誌が所蔵されてるかどうかはわかるので、あればお近くの図書館を通じて閲覧する、または国会図書館で見ることが可能です。運良くデジタル化されていれば、居ながらにして画像を見ることも可能(要登録)。

そして最近マイクロソフトのポータルサイトで始まったのが、
マガジンサーチ」というサービス。

今のところ、マガジンハウスの発行する「クロワッサン」「ターザン」など数誌のバックナンバーが閲覧できるだけですが、それでも全ページ読めてしまうのが凄い。

最近では雑誌もデジタル製版だろうから、印刷直前のデータを使えば、アップロードはお手のものなんでしょう。

ということで、直接の制作費はかからないとはいえ、一体どういうビジネスモデルになってるのか、それには興味があります。マイクロソフトが補助を出すとか…あり得ないか…あるいは、今後は広告を、バックナンバーとしてwebで宣伝できると言って集めようという算段なのでしょうか。雑誌の広告集めは苦戦しているし…。それにしても、なぜ苦戦しているかは、読者が減ってるからなのですから、何週間か待っていれば必ず無料で全ページ読める雑誌をわざわざ買う読者はますます減るのでは、というのは余計な心配なんでしょうか。

以前、某大手出版社で雑誌の編集をしている人に、冗談とも本気ともつかない口調で、「私たちは消耗品を作ってるだけだから…」とグチられたことがあるんですが、デジタルなら読み捨てられないけど、紙版が買っても貰えなくなったらわざわざ雑誌って形で出すことないですものね。
(やっぱりパソコンの画面で雑誌の紙面は読みづらい)。

一体、どうなることやら…。
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Commented by wata at 2008-06-14 14:38 x
そう言えば、ここ何年も時間つぶしに見るような雑誌は買わなくなりましたねぇ。
以前は旅行や映画情報の雑誌を何となく買うことがありましたが、今はそういう雑誌で見るような情報は、ネットで見るので買わなくなりました。

ネット通販で本や雑誌が買えるようになって、本代はあきらかに増えているのに、買っているのが地元の書店の店頭には並ばない本ばかりのため、地元の書店で買うことがほとんどなくなってしまいました。

個人的には、欲しい本や雑誌が手に入り易くなってうれしいのですが、出版社や書店の今後を考えると、どうなるんでしょうね?
大手と同人誌レベルに二極化していくのかしら?なんて思ったりもしますが。
Commented by GANDALF at 2008-06-15 23:18 x
 ん~、確かに、今すぐ読みたい!というわけでもないような雑誌なら、無料で読めるなら買わないな~。。。
 雑誌といえば、「ナショナル・・・」が定期購読のみの販売だった時には、すぐに申し込んで読んでました。本屋さんで販売されるようになってからは、必要なものだけになっちゃいましたが。
 1週間に1回出る某雑誌の「昭和」のシリーズは、お客さんに大人気でした。
Commented by silverspoonsjp at 2008-06-15 23:58
☆wataさん
>ネット通販で本や雑誌が買えるようになって、本代はあきらかに増えている

それは確かにそうですね…以前は探したり、注文したりするのにかなりのエネルギーが必要でしたからね。ネット販売だと衝動買いはなくなるだろうと思ってたら、勧められちゃったり検索でどんどん見つかっちゃったりするなんて…見通し甘かったです(^^;

書店は明らかに個人商店が苦戦してる一方で、選び抜いた本をちょっとだけ置いてるような本屋が繁昌してるんですよね。しかも、どうしてこんな人影のない場所に??と思うようなところにあったりしますし。情報が多すぎるから、目利きが重宝されるのでしょうか…?

今月の「Studio Voice」の特集が「本は消えない!」だったので、逆にそんなにもう危ないのかとビビリました。中を見てみると、面白い本として紹介されているのは小規模出版社のもの、つまり、ほぼ「同人」です(同人の意味合いが違う、と思われるかもしれませんが、音楽でインディレーベルが台頭してきたのと同様だと考えてます。もっとも会社の規模からいうと、出版はほぼ大手と中小に二分されてますから、もともと中小は音楽のインディとほぼ同義だとも言えるかも知れませんが。
Commented by silverspoonsjp at 2008-06-16 00:07
☆GANDALFさん
そうですよねえ、すごく急いでるならともかく…。
定期購読の方が売れるか、バラの方が売れるかは大きな賭けですね。メジャーどころでは「和楽」って雑誌が定期販売(一部の書店でバラ扱いあり)なんですけど、固定客が付くジャンルじゃないと苦戦しそうです。

そうそう、バックナンバーが欲しくなるときって、喫茶店で面白い雑誌を見つけちゃったときが多いです。全部見てしまっても、手元に置いておきたいと思う雑誌、たまにありますよね。

>昭和シリーズ
自分専用ちゃぶ台がついてくるっていう、アレですか??
お客さんがときどきひっくり返してったりして??
Commented by GANDALF at 2008-06-16 21:22 x
ちゃぶ台付きのやつです。笑。みんな、生まれ年のあたりの号を欲しがるんですよね。でも、その号だけってのは、買えない仕組みになってるみたいでした。上手い商法ですな~。
Commented by wata at 2008-06-18 00:36 x
目利きの本屋さん、過疎地だと見かけません ^^;
あ、私の趣味とは違うけど、あるかも・・・。

「同人」は、まるっきりの素人さんのではなく、
玄人並みの素人、または出版/編集が本業ではない人が作ったもの、またはターゲット限定に近い感じの商業出版物、みたいなのを漠然とイメージしてました。

今はロングテール・ビジネスとかで、昔だったら売りにくかったものが売れる道も増えたので、手にとって読める本や雑誌の出版もがんばってほしいです。
Commented by silverspoonsjp at 2008-06-20 21:54
☆GANDALFさん
>生まれ年のあたりの号を欲しがる
そうかー、そうすると昭和の前の方は売れにく…げ、げほげほげほげほ…何でもありません!星占いや十二支でも自分のもの以外はそうそう買わないですよね。そう考えると、B型本が異常に売れる血液型っていうのは何なんだ…(笑
Commented by silverspoonsjp at 2008-06-20 21:59
☆wataさん
まあ、多少は人がいませんと、クマはさすがに本は読まないでしょうから…。ロングテール・ビジネスというと、出版社には確かにありがたい傾向です。本屋さんとすると、実店舗で多品目置くというのは場所の関係上厳しいらしくて、(ジュンク堂あたり頑張って居るんですけど)ネットの圧勝のようですね。なるべく書店で見かけたら書店で買うようにはしてますけど…。
by silverspoonsjp | 2008-06-13 23:26 | 本にまつわるエトセトラ | Trackback | Comments(8)