本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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カテゴリ:プチ日記( 169 )

マニュアル車で行こう!

夏の旅行を計画してたら、行く先はレンタカー必須であることが判明。

しかも、借りられる車種はほぼマニュアル(MT車)。

免許を持ってる期間こそ長いけど、長距離ドライブは未経験で、っていう以前に都内に引っ越してからはマイカー持ってないし、そもそも都内では有り難いことに、おうちに小さなお子さんやお年寄りがいるとか荷物を運ぶためとか、特別な事情がない限り車は必要ないし。

で、最後にマニュアル車に乗ったのは前世紀(!)イギリスで車を借りて以来。

どうしよう、行くのやめようかな…事故ったり、周りに迷惑をかけたりしてもいけないし…と弱腰になりながらも、そういえば前回、イギリスのコッツウォルズでマニュアル車に乗ったときは(公共交通機関が不便なので、個人旅行でいくなら車が必須だったのです)、運転自体がすごく楽しかったな。そうだ、近場で試し乗りをしてみればいいやと思い直し、マニュアル車をレンタルしてみることにしました。

と言っても、都内だと、どこで借りられるのかよく分かりません。
(そういえば、日本でレンタカーを借りたことがなかった…;)

ネットで予約時にトランスミッションを指定できる、というサイトもあったのですが、何度トライしてもご希望の車種はありません、という答えばかり。車が趣味の人専用のレンタカー屋さんは料金が数万単位で試し乗りにしては高すぎる。

困ったな…と思っていたら、ホンダのレンタカーにマニュアル車がおかれているのを発見。

当然、車種はホンダのみですが、6時間で7,000円台と意外にリーズナブル。早速電話で問い合わせてみると、すぐに都内で借りられるところを教えてくれました。貸出日まで余裕があれば、メールで問い合わせも可能で配車もしてくれるそうです。
Honda Cars 東京中央のHP

電話した翌日、指定の販売店に行ってみると、ピカピカの車が用意されていました。

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(写真はホンダの公式サイトから)

FitのRSで6段変速、乗ると広いのに見た目はかわいくコンパクトなのも気に入りました。

最近の車に乗ってないのでトレンドを知らないのか、Fitの仕様なのかは存じませんが、エンジンは鍵じゃなくてボタンで操作するんですね(ヘタクソがマニュアル車に乗るとエンストしがちなので、これはすごく助かる仕様;)。

実はカーナビを使ったことがなく(をいをい…)設定に時間がかかりましたが無事出発。

外に出る前に駐車スペースでぐるぐる乗ってみましたが、操作は忘れてなかったようでホッとしました(をいをい…)。

都内なので、ちょっとした道も結構交通量が多く、右折左折などの車線変更もキビキビやらないといけないのですが、ナビが優秀ですいすい走れました。

そして何よりも、速度に合わせてギアを切り替えていく作業が楽しいです。
シフトレバーがガシッ、ガシッと決まる、この爽快感がたまりません。
実は大したことしてない割に(笑)バッチリ「操縦した」感が味わえる、いやー、ホントに好きです、マニュアル車。

お借りした車は中にいると吸い付くように静かで、カーブでの取り回しもよく、加速もスムーズで乗りやすかったので、戻って御礼を言ったら、そうですね、これはスポーツタイプなので、シリーズの下位車種とは乗り心地は違うと思います、といったような趣旨のことを教えてくれました。

スポーツ車の定義はよく分からないんだけど、普通に街中を走ってるコンパクトカーの見た目で6速というのが、走ったら凄いんです…のツンデレ風で面白いです。

ともあれ、これなら旅行で運転できそう。ありがとうございました。
すっかり味をしめたので、日本でも旅先でレンタカーを借りてみようかな。
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by silverspoonsjp | 2016-05-29 11:17 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)
昔むかし、1957年に「雪の女王」というロシアのアニメ映画がございました。この作品があまりにも好きだったため、ディズニーのアニメ化と聞いて、これは観たくない…と思ったのも一瞬で、「ホビット」の上映館で流れた、思わずコーヒー吹いちゃう、拳握りしめて歌い踊るアメリカーンな雪の女王が♪どこまでやれるか、怖いものみたさで観に行ってしまいました。

好奇心はネコをも殺すとは、けだし名言であります。

この話は元々、女の子がさらわれた男の子を助けに行く、という時点で、すでにふつうのファンタジーとは逆の意外なパターンなのですが(ナルニアっつーのはございますが、あの話は前半がまるごと似て見える…)ディズニー映画はさらに「ディズニーだからやっぱり王道だろ」というこちらの読みを見事に外してきたので、その辺が腹黒い大人にもウケたんじゃないでしょうか。

ま、映画の中身については別ブログで書くとして(書きました。こちら)、私がちょっと驚いたのは、この話が北欧の話だったってことでした。

アンデルセンだから当然でしょ、と言われてはぐうの音も出ないのですが、だって、ロシア民話かと思ってたんだもん。予告を観ると、衣装とか小物にロシアっぽい柄が描いてあるし、チョコレートを食べるシーンがあったりするし…。

なので、かなり冒頭の部分で国王夫妻が探し出した文献がルーン文字で書かれていたほんの一瞬のシーンに目が釘づけ。他にも、石碑とか、装飾とか、トロルが出てくるとことか、よくよく気を付けて観ると、北欧っぽさの小ネタ演出がいろいろあって面白いです。

私は吹き替え版を観てしまったので、かなり情報が圧縮されているのですが、英語版を観れば、さらに小ネタが見つかるかもしれませんね。

雪だるまの名前が「オラフ」なのも、私的には評価高いポイントかな。

と、いうようなことをつらつら書いているとオタクと間違われちゃうかもしれないからやめておきますが、そういう意味で(ってどういう意味だろう)、指輪ファンの皆様も、一見の価値ありかとおもいます。取り急ぎ…。
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by silverspoonsjp | 2014-05-04 01:50 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)

カラズラスからの脱出

昨日2月8日、都内では16年ぶり? 20年ぶり? 40年ぶり?の大雪でした。(ソースによって年数が違うんだけど、きっと積雪量がどんどん増えていったせいでしょう)。

東京は雪に慣れておらず、ほんの数センチ降っただけでも困ったことになるので、ものすごく気が進まなかったのですが、半年前からの約束を破ると宅のわにが怖い。前門の雪、後門のわになら前者のがややマシです。しょうがないからわに連れでしぶしぶ出かけてみたら、やっぱり大冒険になってしまいました…。

覚えのために、どんなことになったか顛末をメモしておきます。

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↑ 午前中の御茶ノ水・聖橋。この時点でもすでにかなりの雪でした。

今日の用務地は東京の東隣り、千葉県の海浜幕張(かいひんまくはり)。ここにはJR武蔵野(むさしの)線JR京葉(けいよう)線が通っています。京葉線は従来からちょっと強風が吹くと止まるので、夕方まで持つかすごく不安でした。と、思ったら、

午後の早い時点で武蔵野線が運転中止。

ちょ、ちょっと待って、あてにしてたのに、裏切者~!

これは用事が終わったらダッシュで帰らねば。夕方5時を回って、私はもう気もそぞろ。ようやく帰途について駅までの800メートル、車が怖かったので歩道橋へ登ったところ、雪が降り積もってそこはまさにカラズラス状態。

傘も役に立たない猛吹雪の中、傘を杖がわりに前にと進みます。長野県のホームセンターで購入した、雪の日専用長靴を履いていたにもかかわらず、靴を超えてくる雪の深さ。笑っちゃうほど悲惨な状況に何を思ったかスマホで写真を撮ろうとしたのですが、あまりの寒さに電池残量が激減。今後に備えて温存します。

それと、こんな遭難寸前なのに、大喜びな亜熱帯産のわにを何とかしてください。

息も絶え絶えでモリア…もとい、海浜幕張の駅につくと、武蔵野線は止まったままですが、京葉線はまだ動いているらしい。明日も外に出られないかもしれないし(家の周囲が下り坂なので、道が凍ると怖い)、駅ビルでちゃちゃっとお野菜買って帰ろう、と20分ほどロスした間に、京葉線はポイント故障で立ち往生。

改札口にはみるみる人があふれだし、構内放送が繰り返し流れて来ます。
「復旧の目途が立っていません!幕張本郷(まくはりほんごう)駅までバスで振替輸送を行います!」

一般にこういう場合、ヘタに移動するよりあきらめて復旧を待つ方が早いのですが、雪は降り止む気配がなく、何かが動いているうちに乗らないと最悪帰宅難民です。

定期券か行く先までの切符を持っている人には振替券をくれるというので、とりあえず切符を買い、改札の長蛇の列に並びます。

駅員さんがハンドマイクで叫んでいます。
「SUICAやPASMOなどのICカードでは振替えられません!京成(けいせい)線は動いているので、振替券で1番乗り場のバスをご利用ください!」

ふと、そのハンドマイクの人の隣で状況を説明している駅員さんも振替券を持っていることに気が付きました。近づいて切符を差し出すと、ご迷惑おかけします、と振替券をくれました。なんだ、並ぶ必要ないんじゃん…。

ほうれん草とネギを背中にしょってバス乗り場に来てみると、当然そこはさらなる長蛇の列。広い広いバスターミナルの淵を回って、どこまで列が続いてるんだか見えません。とぼとぼと最後尾を目指して歩き出しましたが、どう考えたって1、2時間でバスに乗れるとは思えません。こんな雪の中、ただ立って待ってたら死んじゃいますって!

そこへ、「イオンモール行き」と表示のあるバスがすすっと入ってきました。おや、バスは運休じゃないんだ。じゃあ、どこか別の駅に出られるバスが来るかもしれない!駅員さんの情報が正しければ、まだ京成線は動いているから、とりあえずそれに乗って千葉県から脱出しないと。

来るバス来るバスを睨み付けていると、「京成幕張」と表示されたバスを発見。こいつだ!

「ちゃんと帽子を被らないと…」などと呑気に説教しているわにを叱り飛ばし、誰も並んでいないバス乗り場に突進します。

周囲の人も気づいたのか、そのバスに向かって走りはじめました。黒門前のアラゴルンもかくやの勢いです。バスには後から後から乗り込んできて、後ろのドアが開いたまま発進してしまうほどでした(さすがに後で閉めたけど)。
バスには何とか乗れたものの、わにが「あー良かったね~」というのをムカッとして聞きながら、私は気が気じゃありませんでした。

京成幕張っていったいドコ?着いた時点で京成線が止まってたらどうしよう? そもそも京成線の終点でどこだっけ? 他の電車は動いているのかしら?

運転席に流れる無線に耳をそばだてていたものの、列車の運行状況に関する情報は一切入ってきません。てことは、少なくとも京成は動いているんだろうと判断。

終点につくと、そこには田舎の小さな駅舎が。バスの運転士さんは親切な人で、本当は振替券を渡さなければいけなかったんでしょうが、まあいいですよ、と降ろしてくれていました。最初の方に乗ったので、かなり待ってバスを降り、開けっ放しの改札を抜けるとあらビックリ。

目の前に遮断機が下りていて、その先には吹きっさらしのホームが一つ。ホームのこっち側は、東京方面行きで、電車が停車しているではありませんか。どうやら反対側に来る列車の待ち合わせをしているらしいんですが、まだまだ来そうな気配はありません。こっち側は関係ないんだから、遮断機を開けて~!という私たちの(無茶な)心の叫びは、遮断機脇の駅員さんに当然無視され、そのうち列車は行ってしまいました。

こんなところでタコに阻まれるとは…!


次の列車は15分後。来るのか。って、いうか、駅舎で待ってたらまた同じ目に遭うので、居残り組はホームに移動です。ホームの上にも雪が降り積もり、レールは雪に埋もれています。

いい加減不安になってきたころ、次の列車がやってきました。行き先表示に「松戸」の文字が見えます。松戸はまだ千葉ですよ。ホームには東銀座方面とか書いてあるのに何なんだろう、と一瞬躊躇していると、隣の人が「この電車、幕張本郷に行きますかね?」と聞いたので、なんとなくわかりました。

この聞いたこともない駅はきっと京成線の支線で、直通でもあればともかく、どこかメジャーな駅についたら乗り換えないといけないのではなかろうか。

取りあえず乗って、車内の路線図を見ると、やはり本線へは京成津田沼(つだぬま)で乗り換えないといけないらしい。津田沼って聞いたことがある。JR総武線が止まる駅じゃなかったっけ?あるいは、本線で日暮里(にっぽり)まで行き、JR京浜東北線に乗り換えようか…と思う間もなく、列車は幕張本郷駅に着きました。

異様に滑る車内にも関わらず、たくさんの人が猛ダッシュで降りていきます。いったい何だろう?車内には、しばらく停車しますというアナウンスが流れたので、私たちもホームに降りてみました。結構大きな駅です。おや?隣のホームに見慣れた黄色い電車が。三鷹(みたか)行き?あっ、JR総武(そうぶ)線だ!!

その途端、私たちも(できる範囲で)猛ダッシュ。京成の改札で、総武線動いてますか?と聞いてみたものの、駅員さんはさぁ…という返事。もうどうでもいいのでとにかくJRの開いてる改札を通ります。構内には、「三鷹行きは時間調整のため停車しています。ご乗車になってお待ちください」とのアナウンス。急げ~!

転ばない程度に走って乗り込むと、いくばくもせずにドアが閉まって発車。間一髪でした。

車内の電光掲示板には、京浜東北線が運休との表示。京成本線で日暮里(にっぽり)まで行ってたら困ってたかも。

車内はびっくりするほど静かで、ちょうど全員が座れるくらいの混雑度。列車が駅に着くとホームのアナウンスで、総武線は今来た電車に乗れと言っています。次発がどこかで立ち往生しているらしい。反対ホームには下り電車が見えますが、止まってます


車内の電光掲示板を穴のあくほど見つめつつ、何とか東京まで持ちこたえてくれ~。まだ幕張本郷か~!と思ったところで気づいたんですが、車内の表示とホームの駅名が合っていません。故障したのか何かわかりませんが、車内表示が数駅遅れている(?)んです(バスではときどきあるけど、JRでは初の体験)。

そういえば、乗ってからのアナウンスはすべて自動音声で、追加情報は一切ありませんでした。このあたりに来ると複数路線のチョイスがあるので、音声の案内にしたがって降りた先で電車が止まってたら、次の駅で別の線に乗ればよかったとショックでしょうに…。

とうとう肉声によるアナウンスはないまま、列車は都内まで走ってきました。乗り換え駅で、ここまでお世話になった振替切符を渡すと、駅員さんが「お疲れ様でした」とねぎらってくれました。うぅ、遭難しかけた日の最後に、この一言が嬉しい…。

地下鉄は動いているので、私もようやく一安心。こういう日にのこのこ出かけちゃいけないなーと改めて反省しました。

一方、自分のことは棚に上げて何ですが、乗り入れ駅や列車内できちんと情報が共有されてないのが、この先困るだろうなと思いました。雪はまだ想定の範囲内だけど、大地震はいつ来るか分かりません。大きな余震もある中で、列車がこの先走るかどうか、走らないならどうするかなど、乗客は不安になることでしょう。オリンピックもあることだし、観光客やハンディキャップのある人に情報を伝える手立ても考えておかないといけないでしょう。

何も対策がされていないなら大変なことになりそうだと思った、長い冬の一日でした。
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by silverspoonsjp | 2014-02-09 14:14 | プチ日記 | Trackback | Comments(2)
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皆さま、こんばんは。今年もまもなく終わりですね。
いかがお過ごしだったでしょうか。

今年はいつにもまして忙しく、12月は特に滅茶苦茶でした。へろへろの状態で大阪出張に向かったところ、大阪のイメージをくつがえす夜景と素敵なおもてなしをいただき、くつろがせていただきました。エルさん、ありがとう…

そして、帰りにはこんな竜までお土産に…

年明け早々には竜鑑賞の予定です。
皆さまにとっても良い年になりますように!

そして来年はちょっとは余裕が出来て、ブログももうちょい更新できますように。(祈)
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by silverspoonsjp | 2013-12-31 23:38 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)
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昨晩から今朝にかけて、御茶ノ水にある東京復活大聖堂教会の復活大祭に参列しました。合唱の集まりにニコライ堂の聖歌隊の方が参加されていた関係で、お招きを受けたものです。

御茶ノ水駅の聖橋口を降りると、下り坂の右手に見える美しい教会、通りかかれば必ず目に留まると思いますが、他のキリスト教系の教会と同様、奉神礼は信者でなくても参加することができます。と言われても、信者さんの邪魔になったらどうしようとか考えてしまうと、なかなか入りづらいですよね。

今回は、知り合いがいるという心強さと、大勢の人が集まる催しということで、失態も目立たなかろうという(?)気安さからちょっとお邪魔してみました。
(ニコライ堂でのお祈りの予定などはこちらのHPにとてもわかりやすく紹介されています)

敷地内に入ると、奥で大祭用のお菓子を売っています。大祭明け用か、かごに詰め合わせて準備している人も。聖人の絵がきらびやかに描かれた卵型の装飾品や、十字クッキー、クリーチという砂糖がけの華やかな菓子パンを売っています。買ったらモロゾフのビニール袋に入れてくれました。そういえば、モロゾフはロシアの人が創業したメーカーでしたね。後半は後味悪いことになったみたいだけど…。
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聖堂の中に入ると、まずは会堂に椅子がないのにびっくりです。だって、お祈りは夜の11時半から始まって、明け方4時までやるんですよ!ま、確かにこの時間に座っていたら、いかに信心深くても爆睡してしまう可能性大ですが、聖職者の方々からお年寄り、小さなお子さんまでちゃんと立って務めます。(立つことにはもちろん宗教上の意味があるのですが、私たちは根性がないので、ときどき隅っこに用意された数脚の椅子を占領してしまいました)

11時ちょっと前に着いたのですが、どんどん人が集まってきて、大きなドームの中が人で埋まります。さまざまな年齢層の日本人参列者に交じって、ロシア人らしき人の姿もちらほら…。信者さんはロウソクを買い、堂内のイコンの前にお祈りとともに供えてゆきます。天井にはロウソクを模したシャンデリアが輝き、燭台にはロウソクの炎が揺らめいて、とても厳かな雰囲気です。

定刻になると、徹夜祷が始まりました。とりあえず、始まった時点ではお祈りの言葉は日本語、聖歌隊の歌も日本語でした。先のHPによると、ニコライ堂=ロシア正教と思ってたのは誤解らしく、伝えたのはロシア人ですが、正教の教会組織は各国独立で、カトリックのようにどこかに総本山があるという訳ではないようです。

ただ、教義自体はいずれも同様で、復活大祭も同様に祝われるようです。こちらは、ロシアでの様子。

お祈りのことばも聖歌も文語で、大変趣きがあります。多くの箇所では、司祭のことばのあとに、聖歌隊がコーラスで
「主、哀れめや」などと呼応する形になっています。

歌は本来なら聖歌隊のみが歌うのでしょうが(一般信徒でも口ずさんでいる方はいましたが)、私たちはお呼ばれしたときに、「歌、簡単ですから。すぐ歌えますよ」と言われたのをいいことに、聖歌隊の最後列で参加させてもらっちゃいました。(立って参列してたら徹夜はとても無理そうだったのですが、歌っていれば何時間立ってようが平気、という理由もありまして…。)

歌はグレゴリオ聖歌に似ており、確かに初見で歌えるメロディですが、もちろんお祈りとして歌われているのであって、譜面通り歌っていれば良いというものではありません。聖歌隊の方々は若くてももう十年以上歌ってこられた方ばかり。お邪魔をしないようにとても緊張しました。基本的には祈祷文をずっと同じ高さで歌っていき、曲の最後に上げ下げやバリエーションがあるものが多いですが、声部同士の掛け合いになっている、少し複雑な歌もあります。

楽譜は歌う順につづられているのですが、繰り返しになるときや、応答のことばなどは指揮者がきっかけを出します。正教では楽器がなく、歌はすべてアカペラです。歌う前に、指揮者が音叉で最初の和音を上からハミングし、各パートが音を素早く拾って歌いだします。バス・バリトンには指導者クラスの声楽家のお顔も見え、重厚な響きを作り出していました。

夜中の12時になると、みなコートを着て、一斉に歩きだします。これから、会堂の周りを一周する「十字行」が始まるのです。私たちの後ろから聖職者の方々がついてきたので驚いていると、「聖歌隊は先頭で進んでください」と促され、あっ違います!と思ったら、聖歌隊の人から楽譜をハイと渡されてその位置で歌いながら歩きはじめちゃいました(良かったんだろうか…重大なマナー違反だったら申し訳ありません)

歌は重厚な合唱になっており、以下の讃詞を繰り返します。

ハリストス死より復活し、死を以て死を滅ぼし、墓に在る者に生命を賜へり

とても覚えやすいメロディですが、聖歌隊しか歌っていませんでした。

会堂の正面玄関のドアが開け放たれ、ロシアの教会で聞くような、独特のメロディーで鐘が鳴り響きます。列は結構長く続き、JR御茶ノ水駅前を通って、駅ビルの脇をすぎ、教会へ戻ります。途中、警官が警備に出ていましたが、連休の谷間で人もほとんどいませんでした。たまたま通りかかった人はビックリしてましたが、そりゃーそうでしょう。私も長いこと御茶ノ水近辺に出入りしていたのに、夜中にこんな行事が行われていたとは全く存じませんでした。

風が強い夜で、手にもったロウソクの火がすぐに消えてしまうのですが、お互いに着け直しあい、とても和やかな雰囲気でした。列の中にはお相撲さんの姿も見えました。正教の国から来た方々なんでしょうか。

教会の扉の前まで来ると、主教様とおぼしき方が祈りのことばをとなえて、(教会スラブ語も混ざっていたような気も)聖歌隊がそれに応え、先ほどの歌をうたう、というやりとりが繰り返されたあと、列は教会に戻りました。

この時点で電車組は帰宅したらしく、残った人たちは徹夜組です。儀礼も本格的な様子を呈してきます。途中、ドームの真下で日本語、英語で祈祷文が読まれるところなど、思わず聞き惚れてしまいましたが、とにかく4時間半は長く、ついに途中から腰かけてしまいました。信者の方々は、よほどのお年寄りを除けば、ちゃんと姿勢を正して務められています。4時を回り、パンと葡萄酒を分かち合う領聖が始まったところで、私たちは失礼しました。もう夜が明け始めていて、さわやかな5月の風が心地よかったですが…帰宅して爆睡しました。聖歌隊は最初から領聖の間中もずっと歌い続けていて、全然休みなしです。いやー凄いです。

いま、ラフマニノフの合唱曲「晩祷」を練習しているのですが、単なる美しい曲ということだけではなく、こういう祈りの場にふさわしいように、心して歌いたいと思います。
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by silverspoonsjp | 2013-05-05 16:02 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)

思いがけない贈り物

今日、有志が集結してコーラスの練習をしていたところ、思いがけず、素敵な差し入れをいただきました。その名も「ボイスケアのど飴」!

歌の練習の場では何度か話題になっていたのですが、実物は初めてみました。

音楽大学と共同開発というあたり、霊験あらたかな予感がします。ありがとうございます!しかも太っ腹にも、ひと袋まるまる…!

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一生分購入されたということですが(笑)、話題にはなるものの、普通のお店では見かけないので、やはり注文するしかないんでしょうか。その意味でも貴重なお品、ありがたく頂戴いたします。

お味の方は、昔なつかしいニッキのフレイバー。少し漢方薬のような苦味もあって、効きそうです。アフェリエイトと間違われるのが嫌なのでリンクはご用意いたしませんが、ご興味のある方はぜひ調べてみてくださいませ。
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by silverspoonsjp | 2013-02-18 00:45 | プチ日記 | Trackback | Comments(2)

基本だよワトソン君

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スマホのカメラじゃこれが限界だったんですが…

大きな樹の上に作られた、一見何の変哲もないカラスの巣。よくみると、素材がハンガー。


道理でうちのハンガー、無くなるのが早いと思った。風で飛ばされるはず、ないもんね…。
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by silverspoonsjp | 2013-02-15 23:48 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)

チョコは見た目が10割

今日はバレンタインデーでしたね。で、長年、いつもチョコといえばココ…の渋谷デカダンスにいそいそと出かけました。世の中に、オレンジピールにチョコをかけた製品はいっぱいありますが、ここのが一番おいしいと思う…。

と、店をのぞくと、輪切りのチョコ掛けはあったけど、お目当てのオレンジ棒(未だ商品名を知らない)が売ってない。あ、そうだ、去年も、バレンタインの時期には定番商品を売ってないのですごい困ったんだこの店(怒)…っていうか、逆切れしてる場合じゃなく、相変わらず学習しない私が悪いんだった。でもあの商品、ネットでも売ってるの見たことないし、もう作ってないのかも。そしたらどうしよう(泣)

仕方なく、渋谷の東横をのぞくと、思わず私の目をくぎ付けにするこんなチョコが!

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って、箱ですがな…。

でも良いんです、中味はどうでも。(そうなの?)

実はですね、私がすごくもの箱欲しげにケースの前をうろうろしていたら、哀れに思ったのか、店番のお姉さんがハイ、って一粒試食させてくれたんです。でもコーヒー味が好きじゃない私が押し黙っていると、のこのこ後から現れた宅のワニにも、「どうぞどうぞ」と一粒。

スゴイ太っ腹。

だって、このチョコ4個入りで1600円とかするんですよ。試食で半箱いただいちゃいましたよ?

あまりに申し訳なかったので(しかもハッキリいって中味はどうでもいいし)、とりあえず箱買い(ビミョーに意味が違う気がするけど気にしない)
ま、いちおう中も見てみるか、ってことで開けたらこんなにかわいい模様が。

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な、なんて可愛いのー!食べるのがもったいない(でも、数秒せずに頂いちゃいましたけど)

でもこのドゥバイヨルって店、よく丸の内で通りかかるけど、こんな可愛い箱見たことない(見てたら絶対見逃さないと思う)、と思ったら、季節限定商品なのでした。可愛いのから売り切れていて、私がゲットしたのはまぁまぁ可愛い箱。

どうか来年も鳥模様にしてください。
そしたら、また買います。

激しく間違ってる気もするけど、どうぞよろしく!
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by silverspoonsjp | 2013-02-14 23:51 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)
仕事が忙しいよう、と思っていたらいつの間にか、コートを着る季節に。ここまで放置していてすみません。何をって、バタフライを…。

あれ、まだやってたの、とお思いでしょうが、皆様ご安心ください。ようやく、ちゃんと形になりましたね、とコーチに言っていただけました。パンパカパーン!(ちなみに、ここまでの紆余曲折はこちらから
バタフライの泳ぎ方 その5

結局、5以降何をしていたかといえば、今まで30分間バタフライの練習をしていたところを、

クロール  6分
平泳ぎ   6分
背泳ぎ   6分
バタフライ10分

という感じでバタフライの比率がなぜか減らされつつ泳いでいたわけです。は、計算が合わない?あ、2分(以上)は休んでました、すみません。

これでどうなったかというと、まず、平泳ぎができるようになりました。

…?

そう、できる人は言われなくてもわかってると思いますが、平泳ぎのコツは、実はバタフライと一緒。浮かんで、潜って、浮かんで、潜って、というウネリを利用した3Dの動きで前に進むと効率良いわけです。
私は、なるべく小さく動いた方が水の抵抗が少ないだろうと予測し、ちょこっと2、3回掻いてから呼吸してたのですが、コーチにどやしつけられました。 ご指導をいただきました。

「リズム感狂うから、毎回呼吸してください、毎回!」

えー、水面に出たりもぐったりすると、距離が長くかかるじゃないですか、と私がぶーたれるのを先回りして、
コーチ曰く、

「なるべく体がまっすぐになる瞬間を長く作ってください。掻いて、呼吸して、潜ったらそのまま潜って進むんです!足をさっさと動かさない!!ひと呼吸以上待ってからキックして!」

この姿勢を真上から見ると、カエルがびよーーんと伸びてるような、あの間延びしたビジュアルなんだろうなとカエルどころか狆のような渋面になりつつも、言われた通り泳ぐと、泳げるじゃないですか。

伸びてるだけだから、遅いけど。

そして、伸びてる瞬間に悟ったわけです。これよ、これこれ、バタフライが先に進むのは!

私が「ユリイカ!」な表情をしたので、コーチはニヤッと笑って、

「平泳ぎ、できるようになると思ってましたよ。バタフライをやってればね」

だから、どっちのコーチなんだって。
私がまた狆になったので、畳み掛けるように説明してくれました。

「はい、じゃバタフライに戻りましょう。どういう状態になれば前に進むかわかりましたね?忘れないでください。掻いたら、潜るとき、素早くキックを打ってください。潜るときは、飛び込みをするようなイメージです。
潜った勢いで必ず上がってきます。そこへ補助のキックを打ちますが、キックで進むんじゃないんです。あくまで、伸びて進んでるんですよ」

ここで、手の掻きの方法に最後の説明が加わりました。

いままで、掻くときは太ももの横まで持ってきていたものを、肩の延長線のやや後ろぐらいまでにして、すぐ水の上に出します。距離にして半分くらい縮まった感じです。

そして、腕をやや広めにし、水の中へ潜っていきます。(このとき足は素早くキック)ななめ上に浮き上がり、かなり上がった時点でひじを曲げながら、水を自分に向かってかき寄せてきます。

手を胸の下ぐらいまで掻いてきたら、今まではそのまま体に沿って掻いていましたが、今度はすぐハの字に開きはじめ(小指の側面が上を向いています)、肩よりうちょっと後ろの位置にきたら、水面に手をだし、手を返して、前へもってきます。

前へもってくるときも肩幅より大きく開き、水に入るときは、むがあーーっと襲い掛かるおんぶお化けの図のようになります(わかります?)

図がないので恐縮なんですが、


腕を広げ加減のおんぶお化け→平泳ぎみたいに水を集めてくる→八の字ひげ系に広げる→水の上にだし、
おんぶお化けに戻る


の形になります。呼吸は3回かくうちの1回入れるくらいの割合でOK.

キックの位置は、手がおんぶお化け→潜る ときに、大きなキックを1回。

八の字ひげに広げる→水面の上に上がっていく ときに、補助の小さなキック(本当にちょこっと蹴るだけ)
を1回、の計2回になります。

「何とか形になってますよ。いや良かった」

あー、そうですが、なんかオリンピックなんかで見るのに比べるとのんびりしてますけど、コレ。


「回すスピード速くすりゃ速くなりますよ?でも、そんなことしたいですか?」

注文の多い生徒が首をぷるぷる振ると、

「首もだいぶ回るようになりましたね」

ほ・っ・と・け!

というわけで、なぜかほかの泳ぎも若干向上したバタフライのレッスンはこれにて終了。皆様もおつきあい、ありがとうございました。

忘れないように、ときどき泳がなくちゃ…!
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by silverspoonsjp | 2012-11-14 00:10 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)
もういい加減、夏も終わって赤とんぼが飛んでいるし、まだバタフライなのか…と肩胛骨付近に哀愁が漂う今日この頃なのですが、そうですよ、必死にバタフライの練習をしていたら、肩胛骨が動かせるようになったんですよ!

ここまでの歩みはこちら→バタフライの泳ぎ方 その4

これだけでも、バタフライの練習をした価値があったのでは?と宅のワニに慰められております。ああ、それはどうせ出来ないんだから諦めろってことね…とやさぐれながら思う晩夏の夕暮れ。

「…なんて、黄昏れてるヒマがあったら練習した方がいいですよ」

ハイ、すみません。

「だいたい、いつもどういう練習してるんです。ちゃんと復習しました?」

あ、はい、マジメに泳いでます。

「泳ぐって何を」

バタフライですよ!

「えっ、他の練習しないの?」

コ、コーチ、タメ口になってますよ。

「ダメじゃないすか、他の泳法の練習もしないと。バランス悪くなりますよ。はい、それじゃまずクロール。泳いでみてください」

ちょちょちょ、ちょっと待ってくださいよ!私はバラフライを習いに来てるんですよ。クロールなんて泳ぎたくないんですけど。

そういえば、バタフライを習いはじめてから、一回もクロールを泳いだことなかったわ…。

だいたい私はプールでクロール泳いでる人がキライです。だって、いつも人をどかそうとするんだもん。っていうか、狭いプールじゃクロール以外の泳ぎは邪魔なだけですね。バタフライ=邪魔。世間の常識とはそういうものです。

「息継ぎしないと死にますよ」

あ、すいません。私、右手の方からだけしか息継ぎできなくて。こんなもんでいいでしょうか。
するとコーチは、はははは、と爽やかに笑って、

「思ってたよりマシでしたね、クロール」

だって。どんだけ下手だと思ってるんだか、失礼な…ああ、いえ、確かに私のバタフライから推測されるのは、ヘタレクロールでしょうとも…。

クロールは何とかOKでたものの、次に泳がされた平泳ぎは悲惨のひと言。前は、プールに来るとほとんど平泳ぎだったのに、…どう泳ぐか、忘れた…

「足、ドルフィンキックになってますけど」

だあああー!平泳ぎ忘れたーーー!アンビリーバボー!!

「はい、今日の練習はここまでです。平泳ぎ思いだしといてください。じゃ、また来週」

コーチにもすっかり見放され、しょんぼりとプールで平泳ぎの練習…なんてやってられるか!バタフライの練習をするのよ!!

あ、あれ…?

手がバタフライで足がカエルになっちゃった…??

こんなマヌケな受講生が世の中にいるのだろうか、と思いつつ、バタフライは一歩も進まないまま、次回へ続く!

(いい加減にしろ、というのは私も同感です)


いやがおうにも続く!
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by silverspoonsjp | 2012-08-24 23:43 | プチ日記 | Trackback | Comments(0)