本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ:素敵なヴィジュアルの本( 86 )

a0003079_14142344.jpg

工作機械からチャーハンまでDIYする男、いやワニが、
家の階段をじゅうたんから板張りに替えたため、
接着剤がきちんと付くまでお泊まりに行くことになりました。

選んだ行き先はなぜか京都。
いえ、桜が見たかったんですけど、
工事の進度の関係で、こんな半端な時期に…。

そして、せっかく京都へ行ったというのに、
相変わらず同じ場所を徘徊する私。
またしても一乗寺の恵文社書店へお邪魔いたしました。

その場では買わなかったものの、帰って買おうと思っていると忘れるかもと、
三条のアンジェでぱっと購入いたしました。

装丁の白く見える部分は帯で、外すと、同じ模様が銀の箔押しでついた表紙が現れます。
素朴さとモダンさを上手く表現した素敵な装丁です。

表紙の図案がつまり「ヒンメリ」の形です。
説明を読まずに中の写真だけずっと追っていくと、
確かに表紙にあるとおり一筋の光のような、洗練された造形です。

しかし、説明を読んでみると、これが麦わらで作られた伝統工芸品だとわかります。
そのギャップにいささかびっくり。

作り方が詳しく出ているので、作ってみるのも楽しいと思います。

ヒンメリは1150年ころからもう存在していたそうで、作者はずいぶん文献を調べていらっしゃるようです。せっかく本にするなら、もう少し背景なんかも読みたかったですね。そう思わせるほど面白い装飾品です。

a0003079_14144957.jpg
←本書10ページから。軒下に下がっているのがヒンメリ。

おおくぼともこ著
プチグラパブリッシング
1905円 2007年
[PR]
by silverspoonsjp | 2008-04-13 14:19 | 素敵なヴィジュアルの本
皆様こんばんは。三連休は如何お過ごしでしたか?私は基本的には、休めませんでした…(泣)
まあ、今日は教会に行かれたからいいや。

でも一応休日なので、いつもよりちょっとのんびりした気分で本屋さんを覗くことができました。で、前から買おうかな~と思ってた、ちょっとお高い雑誌を買ってしまいました。

この雑誌、カラーが多いせいか出してる部数のせいなのか、はたまた広告がほとんどないせいなのか、1冊1890円もするんですが、今回は出した額に見合う内容でした。

前々から、この装丁いいなあと思っていた本の装丁者が登場するかと思えば、書店から見たブックデザインや文芸、児童書、辞書、写真集といくつかのジャンルのブックデザインが登場するという、多少とっちらかった感じではありますが、幅広い特集です。

面白かったのは書店から見たブックデザインという記事で、統計を円グラフで見せています。それによると、一番売れた判型はB6判でほぼ90%。ランキング上位の本はタイトルは横組みが7割なのに本文は6割が縦組。これ、新刊本全部で統計取ったら面白いだろうな~…とか言うからオタクって言われちゃうのね…(←もう諦め入ってる)

過去のかっこいいブックデザインの特集なんかもやって頂きたいですね。

毎日コミュニケーションズ
[PR]
by silverspoonsjp | 2007-12-24 23:54 | 素敵なヴィジュアルの本

クレーの旅

a0003079_2345070.jpg

自分が、作品としての絵画というのを初めて意識したのは、クレーの絵ではないかと思います。母の趣味で、実家の玄関先に額装(って言ったって、ポスターですけど)したのが無造作に置いてあったのです。そして私は子ども心にこう思っていました。

こんなデクノボーみたいな絵のどこがいい?!

で、今は違うよね、と言われると、うっと詰まる自分がいるのですが、ま、何ですよ、残念ながら、趣味が合わないんでしょうね…念のために言いますが、抽象画が嫌いな訳ではありません。クレーが気にくわないだけです。それもたぶん、美術の課題でクレーの絵を示されて、貼り紙細工をやれとか言われたせいだと思います…(憎)

で、そんなクレーの本をつい買ってしまうあたりに人生の悲哀を感じて頂きたい訳なのですが、それはさておき、

「詩を書くことと 詩人であることとは 別なのだ」

とクレーは日記に書いているそうです。クレーは画家ですから、単に絵を描くという段階から画家になるという段階があるわけですが、その契機になったのが北アフリカ、チュニジアへの旅でした。

本書は、ほとんどを占めるクレーの作品と、わずかな解説文と、クレーの日記、手紙、クレー研究家へのインタビューからなる非常にあっさりした作りの本です。ある意味、クレーばりにフラグメントから出来ていると言えなくもありません。しかし、ごたくばかり並べてある研究書に飽き飽きしている者にはすがすがしく読めました。

新藤信 文
コロナ・ブックス
1600円
平凡社
[PR]
by silverspoonsjp | 2007-11-07 23:53 | 素敵なヴィジュアルの本

ku:nel 26号

a0003079_22191658.jpg

隔月20日発売の「クウネル」。

内容はのんびりゆったりマイペースな生活についてのものなんですが、編集の仕事っぷりは緻密で、雨後のたけのこのように増え続ける類似雑誌には真似の出来ないクオリティなのは、さすがマガジンハウス。

今回は、ほんの数ページ紹介されていた、活版印刷で暑中見舞いを作る、のコーナーに惹かれて買いました。

いま書店に出回っている本のほとんどはオフセットで刷られたのっぺりした印面の本ですが、ときどき名刺などで、受け取った瞬間に文字の場所がデコボコしているのがわかるときがあります。そういうのは活字を組んで印刷されたものです。

活版印刷はすべてが手作業なので、綺麗に作ろうとすると、活字を作るところから始まって、文字間や行間の開け方から紙の準備、圧力のかけ方、刷り方…といろいろな技術を要します。

この職人芸、すべてコンピューター組版に取って代わられてしまうのは、いかにも惜しいですよね。

…というようなことを、いかにもエコロジーっぽく、お説教で展開するんじゃなくて、暑中見舞いを作る、という切り口で見せるあたり、編集の技が冴えてます。

公式サイトはこちら
[PR]
by silverspoonsjp | 2007-05-22 22:31 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_10315596.jpg

特集は「時代の鼓動と共鳴する、ロックのデザイン」。
500円ぽっちで申し訳ありませんね~と謝りたくなるほど内容が充実しています。

LPからCDが主流になってジャケットが小さくなってしまったとはいえ、ジャケットデザインにはなお魅力があります。

本特集では、素晴らしいジャケットデザインを手がけてきた、ピーター・サヴィルはじめ有名デザイナーへのインタビューから作品紹介、タイポグラフィ、写真、またデザインに力を入れているミュージシャンが取り上げられています。

Beckのお父さんが芸術家集団「フルクサス」のメンバーだったなんて知りませんでした…

あまり音楽に興味のない方でも、ビジュアルが面白いのでオススメです。

阪急コミュニケーションズ 
定価500円
[PR]
by silverspoonsjp | 2007-02-18 10:38 | 素敵なヴィジュアルの本

旅本

a0003079_22194183.jpg

「週末、カバンひとつのお手軽旅行」という軽やかな特集名に惹かれて買ってみました。

よく見ると関西からの一泊二日30旅とあるので、東京からだともう一泊追加ですね。しまった…!

こういう本をチェックするときって、行ったことのあるところが載ってるとき、どんな風に紹介してるかで買うかどうか決めたりするんですが、直島や奈良、金沢、名古屋とどれも良かったので即買いしました。

いつ行かれるかわからないけど、ウサギの島とか(ちょっと恐そうだけど)、高知とか、行ってみたいな。

他には

尾鷲
信州
香川
岡山
鎌倉
尾道
出雲
蒲郡
津山
屋久島
などのほか、温泉、ごちそう、巡礼などの切り口で旅行先が紹介されています。
せっかく奈良ホテルに泊まったのに、こんなオミヤゲとか気が付かなかったよー!というのが一番悔しかったかも。

京阪神エルマガジン社
680円
ISBN4-87435-236-7
[PR]
by silverspoonsjp | 2006-12-17 22:19 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_22213848.jpg

先日お邪魔しました京都のガケ書房で購入した本です。

「ヴィレンジ・ヴァンガード」みたいな雑然としたお店なのかと勝手に予想していましたが、ガケ書房は雑誌陳列のレイアウトに気を配っているお店で、表紙を見せて並んでいる本が多く、手にとりやすかったです。おかげで雑誌を何冊も買い込んでしまいました。

たぶんどれも近所の本屋さんで扱っている本だと思うのですが、何でもかんでも置いてある書店で見ると手が伸びないようなものでも、こうして綺麗に並べてあると、読んでみようと思うから不思議です。

Pieton(ぴえとん、eの上にアクサン)は現地で発行されている日本語雑誌。観光客はあまり行かないような地域を、その場所特有の文化と合わせて紹介していて、とても興味深いです。私が買ったのは第3号で9区のノートルダム・ドゥ・ロレットの特集でした。

レイモン・クノー、エリック・サティ、マルセル・ドゥシャンといった気になる名前が連なる「パタフィジック」という概念をこの雑誌ではじめて知りました。「ノービットの冒険」にも「パタフィジック」が登場するのですが、関係あるんでしょうか…。

この素敵な雑誌のHPはこちら

Bancaa0003079_22215735.jpg

こんどはブラジルについての小冊子。表紙写真に惹かれて買いました(今奥付をみたら、ホンマタカシさんの写真だった。さすが~♪)。ブラジルの音楽と文化について愛あふれる記事が多く出ています。HPはこちら。ちなみにガケ書房にはNo.1も置いてありましたよ。どっちにしようか迷ったんだけど、ジラルド・アルヴェス・ビントのデザインについて紹介記事があったのでNo.2の方にしたんです。

TORia0003079_22452090.jpg

この雑誌は神保町でも平積みになってます。フィンランドを紹介する雑誌なんですが、数ページパラパラ立ち読みしただけだったんです。今回は時間があったのでよく見てみたところ、デザインの紹介でマリメッコの日本人デザイナーの方が特集だったことにようやく気づき、購入となりました。暑くなると行きたくなるフィンランド。…でも今年はダメみたい。今後の楽しみとして…。
HPはこちら

a0003079_2372343.jpg
ちなみに、ガケ書房ではこんな袋に入れてくれました。裏は当然「ケ」って書いてあるのかと思ったら、真っ黒のまま。ロゴ入りを嫌うお客さんのために、わざと入れてないんだそうです。
[PR]
by silverspoonsjp | 2006-06-27 22:49 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_2147261.jpg忙しいときって、なぜか時間を喰うことをやりたくなりませんか?絵を描いたり、編み物をしたりしていると、なぜか時間が止まったような気がして好きなんです。折から、私の住んでいるエリアの書店では手芸本が大ブーム。近くの喫茶店では手芸カフェ(ある一定の時間、カフェで手芸をする)などの催しを始めたところもあります。

不器用だと、手芸というよりただ素材をダメにしてるだけなのが勿体なくて(泣)、なかなか手が出せないのですが、その点、かぎ針編みなら簡単。

かぎ針だけで数十冊の本があるので、選ぶのは大変です。私は、白か生成の糸しか使っていない儚げな作品が好きなので、表題のこの2冊を選びました。

a0003079_21474336.jpg
「オーガニック…」の方は、コースターやボレロ、ポーチなど、27作品が作り方付きで出ています。

a0003079_21461569.jpg
こちらはレース編みのパターンブック。これも作品はほとんど白一色です。アイリッシュモチーフ(立体的な花の形になるもの)、エジング・ブレード(布のヘリに縫いつけるヘリ飾り)など、いろいろな種類の部品が30点作れます。単体でも使えるし、組み合わせてショールなどの大きな作品にすることもできます。

作ってどうするの、と言われると困るんだけど…たいていはまたほどいて、別の作品を編んじゃいます。私にとっての○ンテンドーDSみたいなものかな?

オーガニックコットンのやさしい手編み 雄鶏社 940円
はじめてのレース編み 花のレースパターン 朝日新聞社 1400円
[PR]
by silverspoonsjp | 2006-04-24 21:58 | 素敵なヴィジュアルの本

プラハアート案内

a0003079_2215823.jpgちょうど忙しい時期と重なっていたので、雑誌「Luca」が休刊していたことに全然気づいていませんでした。この本は雑誌の特集をまとめたとのことでしたので、去年チェコへ行く前に読んでおけば良かったなあ、とちょっと残念。、まあ、ガイドブックがなかったので、逆に行き当たりばったりの楽しさがあったのも事実ですが…。

今は現地在住の方が発信するブログの方がタイムリーだし面白いので、事前にガイドブックを見ることもほとんどなくなってしまいました。わざわざ書籍を買う場合、体験談や直接役にたつものより、一介の旅行者では会えない人にインタビューしていたり、普通では経験できないことに焦点を当てて書いているものに惹かれます。この本はチェコのアニメーターや絵本作家へのインタビューがあって面白いです。

インタビュアーが「ミナ・ベルホネン」のデザイナーさんだというのも考えたなと思います。東欧文化の専門家による詳しい本は意義あるものではありますが、あまり現地の文化に詳しい人が案内役だと、かえって拾い損ねることもあるのかも、と何となくチェコっぽく見えない(?)カラフルな図版を眺めております。

エスクァイアマガジンジャパン
1365円 
詳細はこちら
[PR]
by silverspoonsjp | 2006-04-21 21:59 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23495373.jpg

まだいろいろ片づいていないのですが、リハビリ代わりにエントリーしてみます。

すごーく久しぶりに本屋さんに入ったら、山積みに成っていたので買いました。

いずれもビジュアル系雑誌としてはよく知られたものを取り上げているので、
情報としてはそれほど目新しくはないかも…。

ただ、雑誌特集というと、まずは手に取れないような特殊なものが小さな図版で紹介されているというのが定番で、この特集も残念ながらそういうページが多いけれども、雑誌を買える古本屋さんが紹介されているのが嬉しいです。

雑誌は書籍と違って、次の号が入荷するときには入れ違いに返品されてしまうので、買い逃すと後々探すのに非常に苦労します。ネットや図書館でもここ1,2年のものしか手に入らないことがほとんど。バックナンバーを置いているところの情報は有り難いです。

阪急コミュニケーションズ
600円
[PR]
by silverspoonsjp | 2006-04-10 00:02 | 素敵なヴィジュアルの本