本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:素敵なヴィジュアルの本( 86 )

本日2つ目のエントリーはこちら。

a0003079_2382297.jpg

a0003079_2383620.jpg

スロヴァキアの画家、ドゥシャン・カーライの作品集と、彼が挿絵を描いた「不思議な国のアリス」の絵本です。

a0003079_2385697.jpg

a0003079_2391599.jpg

ちょっと写真が見づらくてすみません。チェコで探したんですけど、探し方が悪くてさっぱり見つからず、残念無念で帰国したところ、何とこちらで御紹介した神保町のギャラリーで販売していました。貴重な本ですのでお早めに…。会期は10月22日までです。
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-10-06 23:39 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23141281.gif
帯をハズしてスキャナをかけよ~っと、と思ったら、外れない。カバーの地の部分が折り返してあるのでした。この何気ないギミックが、良く本の性格を物語っています。

ともすれば、カワイイとは無縁と思われがちのドイチュラントですが、探せばなかなか面白いものがある。この本にはそんな宝探しの楽しさがあります。


映画「グッバイ、レーニン!」で気になっていた「サンドマン」やら、東ドイツの日用雑貨や調度、
壁崩壊少し前の東独のレコードや本、船のようなデザインを得意とするメンデルゾーンの建築とか、メジャーどころではケストナーとか、ああ、こういうのが読みたかった!っていう要素がこれでもかこれでもかと詰まっていて、嬉しいです。

以前買って大大お気に入りの「von der partei zur party」の作者たちについて知ることが出来たのも収穫の一つでした。紅い糸で結ばれてる感じ…。

山田庸子 著
1900円
ピエ・ブックス
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-07-01 23:28 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23213784.jpg
その辺に猫がいると、つい目がついてってしまう、という程度には猫好きでありますが、ちまたの猫愛好家の皆さんに比べればまだまだ猫好きの入り口にも立てない私。

でさえ、この本を見た瞬間、ハートがグワシとワシづかみに!なんて絵になるんでしょう、ヨーロッパと黒猫って…。よくほら、人形を旅行に連れて行って、一緒に風景写真を撮るっていうの、あるでしょう?あれはあれで好きなんだけど、でも生きた猫にはかないませんよ。

旅先で猫を見かけると何かトクした気分になるのに、常にフレームの中に猫が!それは良い旅だったことでしょう。著者は、猫と旅すれば具体的に何かもっと良いことがある、と心の奥底では期待してたみたいですが、旅先で特別ちやほやされることはなかったみたい。その辺の醒めた描写も、ネコの愛好家にふさわしいクールさなのが良いのであります。

ネコと旅行に行くなんて、検疫だとか飛行機だとか、大変なのでは?と誰しも思う疑問にも答えてくれます。エアラインで犬猫の搭乗は普通のサービスなのだとか。

「なので遠慮は要りません。もちろん猫のやる気も要りません」

なんかこう、猫的な文章でしょう?
a0003079_23221446.jpg
写真がとってもいいし、レイアウトも、たまに入っているイラストのぺージもとても良い感じです。ブルースインターアクションズといえば、ジャック・タチの本とか雑貨の本とか、結構あるみたいなんですけど、ブラックミュージックとかPファンクの本を出してるとこだと思ってたのに…この方面ではひとかたならずお世話になったので、不思議な気持ち。

ところどころ、猫とは関係ない話題があります。ヨーロッパの車のデザインはなぜ派手か、とか、時間があって何かを探す旅に出るとしたら、インド放浪じゃなくてホームセンターめぐり、とか。めちゃくちゃツボに入りました、この本。著者の方は全く存じ上げませんが、「ぼくの伯父さん」的な方を想像してしまいます。

a0003079_23223311.jpg


平松謙三 著 
blues interactions
1600円
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-06-21 23:36 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23453358.jpg
東京にある印刷博物館はフォーチュン500にも名を連ねる大企業、凸版印刷の本社ビル内にあります。印刷や本に興味のある方なら必ずや何かしら発見があるであろう場所であります。

こちらでベルギーの印刷博物館・プランタン=モレトゥスの展示があると聞き、早速行って参りました。

展示の内容はまたいずれということで、まずは図録を御覧頂きましょう。さすが印刷会社が作ってるだけあって、表紙はつや消しの黒の上につや黒で模様を載せた、凝った印刷になっています。

中味は、16世紀アントワープで商業印刷者として成功したプランタン印刷所の発行した本の紹介が中心になっています。同書83ページのこの図版は、同印刷所の初仕事だそうです。
a0003079_23454811.jpg
このほかにも、見開きで数カ国語が対照できる聖書や、今でいうポケット旅行会話本など、さまざまな本を出版しており、展示よりも更に詳しく、当時の印刷業について知ることができます。

同展は7月24日まで。
場所は東京・飯田橋-江戸川橋の中間くらいにあります。
印刷博物館HPの同展紹介はこちら
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-05-23 23:58 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_21582194.jpg
もう2年くらい前になるんですが、美術系の本を扱っているprogettoという本屋さんの店先で、この本を見かけました。白黒とカラーのコントラストが面白くて、欲しいなと思ったんですが、値段を見たら5000円以上したので、あ、ちょっとおうちに帰ってアマゾンで検索してからにしよっと…と思っていったんやめて帰りました(時々、ネットだと半額くらいのときがあるんですもん)

結局、イタリアの本だったせいか日本のアマゾンでは取り扱いがなく、しょうがない、買うか…とその週末にでかけたら、ががーん!本屋ごと移転していました…。川崎…遠すぎ。(ちなみに、移転後のprogettoのHPはこちら)。だから本は良いと思ったら買えと言ったのに!と忠告してくれたいろんな人の顔が脳裏をよぎる悲しい結末だったのでした。

そしたら旅先の京都の恵文社でこの本を見かけてしまったんです。なんという偶然。この僥倖に感謝し、わざわざここで買う本なのかという心の疑問はムシして購入致しました。

a0003079_21584210.jpg
買ったはいいけど、この本の主題であるMangiarottiって何なのか全然知らず、今日検索してみて初めてそれが人の名前だと知りました(おいおい)。イタリア語だから読めなかったんですよ(言い訳)。検索結果を一通りみたら、2004年にギャラリー間で展覧会をしたらしい(どうせ去年のその時期は忙しかったから行かれなかったけど)。モダニズム建築のビックネームだったんですね。失礼しました。展覧会見たかったな~。
彼の設計した建築物やプロダクトデザインの仕上がり写真と図面で構成されています。本のレイアウト自体がモダニズム系で素敵なんです。

建築関係の本の割には、普通の単行本よりちょっと縦長サイズの並製本で、気取らないところもいいなと思った所以です。ひょっとすると、シリーズ本なのかも。

su Mangiarotti
Abitare Segesta Cataloghi
縦240センチ×横168センチ
ISBN 88-86116-45-4
2002年 35ユーロ
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-05-15 22:15 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23151071.jpg
しかしせっかく京都まで来たのです。京都に関する本を買わずに帰るわけには参りますまい。と思って恵文社の雑誌の棚を見ると、見かけない雑誌が山積みになっていました。特に疑問もなく1冊とってお会計致しました。

大阪へ戻り、旅の仲間と合流すると、皆さんいわく

Aさん「これ…東京でも売ってますよ、紀伊国屋とかで」
Bさん「今4月でしょ、これ3月号じゃないですか…?」

ありゃ、なるほどおっしゃる通りです…。じゃ、何で時期はずれの号があんなにたくさん平積みになってたんだろ?と中を見てみると、「KYOTO わたしのご近所ものがたり」という特集が組まれており、東京でいうと月島や木場あたりに該当すると思われる地域のことが、写真と短いコメントで紹介されていました。こういう普段の生活の場って、ヨソ者には伺い知る由もないので貴重な内容です。
Cさんによれば、京阪神の情報誌には外れもあるそうなんですが、この雑誌は評判が良いようです。

さすがは地元の書店さん。恐れ入りました。

「月刊サヴィ」の紹介は、発行元エルマガジン内のこちら
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-04-24 23:22 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_12334510.jpg
茨城県の水戸芸術館で本日(2005年3月27日)まで行われていた同名の展覧会のカタログです。出版社が発行しているため、書店で購入できます。

1961年にイギリスで創刊された雑誌「アーキグラム」は、当初コピー紙1枚の簡単なものでしたが、発行を重ねるごとに規模を拡大し、メディアでも注目されるようになっていったといいます。

「アーキグラム」という誌名が「アーキテクチャー+テレグラム」の造語、ということからすると、雑誌のジャンルは「建築」になるんでしょうが、通常の建築雑誌とはおよそかけ離れた内容で、まるでSFの同人誌かSF映画の設定資料集みたいな感じです。

それもそのはず、「アーキグラム」の編集メンバーが追求していたのは現在進行中のプロジェクトや出来上がった建物ではなく、未来のプロジェクト、人と建築との関係はどうなるべきかというコンセプトそのものだったからです。

まだ存在しない未来の建物や都市の景観、環境を、彼らは建築の図面以外にも、誌面を埋め尽くす雑誌のコラージュや落ち着きのない(?)イラストレーションで表現しました。当時「建築界のビートルズ」と呼ばれたほどのインパクトがあったといいますが、そのビジュアルデザインは今見ても十分衝撃的です。

残念ながら展覧会は今日で終了してしまいますが、行かれなかった方も本書を見れば、ある程度展示の雰囲気がつかめると思います。展示会場をそのまま写真で収めているため(制作日数が限られている図録の編集方法としては、これはなかなか上手いアイディア)、実際の展示物を見るのとかなり近い感覚です。オールカラー、さらに雑誌「アーキグラム」の復刻サンプルも挟みこまれるという手の込んだ造本で2800円とはずいぶんお買い得な気がします。

ただ、テキスト部分が非常に少なく、個々の展示品についての解説はありません。だから、純粋に写真を見て楽しみ、巻末の磯崎新のアーキテクチャーメンバー、ピーター・クックへの貴重なインタビューを楽しむ、という本ですね。

最近、美術館と出版社のコラボレーションによる図録、というのがますます増えてきました。コラボの仕方によっては、美術館側では経費を節約できるメリットもあるのでしょう。図版の使用料が発生するような展覧会では本の価格が上がりすぎるのでできないだろうし、美術館に行かなければ買えない、という希少性は薄れますが、展覧会自体の文化全体にもたらす意義を考えると、展覧会に行かれなくても、または終わったあとも図録が買える、という動きは今後も広まってほしいと思います。

ピエブックス 2005年
A4変型 128ページ
ISBN:4-89444-419-4
2,800円

本のHPはこちら

展覧会の感想文はこちら
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-03-27 13:15 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_11593968.jpgチャールズ・レニ・マッキントッシュといえば、高い背もたれの椅子でおなじみのデザイナー。彼は建築家でもありました。要するに、建物の外装から内装、調度に至るまでトータルコーディネートが出来る人だったのです。

彼が設計を担当したグラスゴー・スクール・オブ・アートに参りましたときに、売店で買った本です。見開きの片側が説明文、反対側が図版になっており、前半はマッキントッシュの生涯について、スケッチ作品や設計した建物の図版を配して紹介し、後半は椅子の紹介になっています。
a0003079_121533.jpgこの手の本はデザインの美しさよりついつい資料価値のあるなしで買う買わないを判断するため-旅先だったので、あまり本を買い込めなかったということもあるんですが-必要な写真がなかったのであやうく買いのがすところでした。表紙のデザインが良かったので、思い直して買ったのです。表紙にかけてあるトレーシングペーパーの上に、椅子の輪郭が刷られています。よく見ないとわかりませんが、奥ゆかしくて洒落たデザインです。
a0003079_1203559.jpga0003079_120752.jpg

帰国後、落ち着いて中身を見ると、レイアウトもすっきりしていて気に入りました。本はいいと思ったら買え!という本好きな先輩のアドバイスのありがたさが身に染みました。

どこが出した本なんだろうと奥付を見ましたが、何だかよくわからない言語です。検索してみたところ、なんとノルウェーのアールヌーボーセンターが出している本でした。
URLはこちら。どこにも飛べないんですけど、ひょっとしてトップページしかないのでしょうか;

この本を買った旅、スコットランド+モン・サンミッシェルの旅の記録をようやく再開しました。(こちら)ほったらかしにしておいてすみません…。

Stolernds Chairs
Peter Trowles
jugendstilsenteret 2003
20センチ×20センチ 84ページ コンパクトで薄手の本です。
ISBN 82-995483-1-4
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-03-13 11:59 | 素敵なヴィジュアルの本
a0003079_23442381.jpg
代官山にある素敵な書店「ユトレヒト」の店先で、買おうかどうしようかず~っと悩み続けていた本。ユトレヒトが発行した本で、日本の56人のアーティストが自由に絵付けしたマトリョーシカの写真が載っています。
何より、装幀が可愛いですね(写真はユトレヒトのHPから http://www.utrecht.jp/genre/?g=16)。←購入、問い合わせとも。

私が行ったときには、まだ限定300部の白木のマトリョーシカつき、というのが販売されていて、その誘惑をふりきるのにえらく苦労しました。お店に行った当初は「王の帰還」を見た直後だったので、買わずに帰って惜しいことをしました…。(それと何の関係が?と思われる方は、こちらのコメント欄をご覧ください)
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-03-09 23:50 | 素敵なヴィジュアルの本

英国お菓子めぐり

a0003079_2158795.jpg
お菓子を前に、とびきりの笑顔を見せる子供の表紙につられて手に取りました。
うーん、幸せそう…。

私自身はそんなにお菓子が好きなわけでもないんですが、イギリスの本を読んでいると出てくるお菓子の名前は、とりわけ好奇心をそそります。

本書はイギリス各地の29のお菓子の作り方を紹介するとともに、それぞれの由来や、その地域とのかかわりについても簡単に触れてあるので、読み物としても楽しいです。
ヘンリー8世にゆかりのあるチーズ・パイ「メイズ・オブ・オナー」、ポルトガルのお酒と一緒に楽しんだ「マデーラ・ケーキ」、名門イートン校ゆかりの「イートン・メス」など…。

また、名物お菓子が食べられるティールームの紹介もところどころに挟まっています。ハロゲートにある「ベティーズ」、去年わざわざ行ったんですけど、とてもいいお店でした。赤いキルト柄のパッケージでおなじみ「ウォーカーズ」の工場見学の話も入ってるし、小さな本ですががっちりツボを押さえています。

この際、「ターキッシュ・ディライト」とか「ルパーブ・パイ」とか、お話に出てくる食べ物を集めた本を作って欲しいです。もうあるのかな?作品ごとのは見かけたことがありますけど…。

山口もも著
石井理恵子 企画・構成
新紀元社 2004年
ISBN4-7753-0348-1
1600円 136ページ
[PR]
by silverspoonsjp | 2005-02-28 21:58 | 素敵なヴィジュアルの本