本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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<   2010年 01月 ( 6 )   > この月の画像一覧

ある日メーラーを立ち上げると、Amazon.comから妙な品物のお知らせが届いていました。

「キンドル-アマゾンの無線読書装置。英語書籍を100カ国以上の地点から60秒以内で購買可能。クリスマスの贈り物として好適」


一読した時点では、またケッタイな電子本を薦めてきたものだこと、どうせリブリエとかと同じで長続きしないに違いない…とスルーしたものの、1500冊内蔵できる!とか、60秒以内に本が手元に送られてくる!とかいう文句にちょこっと心が動いたのであります。パソコンにつながず、キンドル単体でAmazonにアクセスできて、しかも通信費はAmazon持ち(海外はちょっと料金体系違うらしいけど、アメリカ在住の人は通信費が全くタダらしい)

詳細ページ(リンク先の下の方まで見てみてください)には、むかーし昔にエントリーしたこの記事に関連する技術の名が。そう、超使えそうなハイテク、電源を切っても表示が消えないe-inkであります。

キンドルはすでにアメリカでは大人気とのこと、元記事書いたとき、この会社の株を買っておけば…(って株を買うお金がないんですけど)

あーでもアメリカが作るこういうのって、最初は図体が大きいからやっぱやめた…と忘れていましたが、神保町のスタバに入ったら、これで本読んでる人がいるではありませんか。

超薄い!(思ってたより比)

超カワイイ!

超白い!

実物を目の当たりにして、にわかにキンドルが欲しくなった私。よし、買うか!と思って調べてみたら、またまた人心を惑わず別の情報が。

バーンズ&ノーブルが、またまたカワイイ類似商品「nook」を出してます。

ということで、いったんキンドル熱は平熱に戻りつつあるのですが、さて…

実は現時点で、アメリカの読書端末は日本の電子ブックには対応していません。日本でも端末は買えますが、キンドルはあくまでもAmazon.comの取り扱い品を買うことになるようです。

日本ではこの点を取り上げて、日本はまた乗り遅れてる…とか、またはアメリカは英語の書籍だけでも大きな市場になると思ってるなんて傲慢、みたいな論調も見かけますけど、それはちょっと違うんじゃないかと思います。

まず、日本の本が買えない点ですが、これは英語の書籍でも、「ハリー・ポッター」シリーズのような人気作や最新の本なども買えないのと通じる部分があるんでしょうね。つまり、新刊の場合、紙の書籍の方が実入りが良い従来の出版社は、デジタルコンテンツを安価に(アメリカの場合たぶん半額くらい)Amazonに卸すということに、あまり熱心ではないと推測できます。装丁や「モノ」にこだわらない読者なら、高いペーパーバックより電子本を買うでしょうから。

出版社にしてみれば、紙とデジタル両方売れるうちは良いけれど、そのうち街の書店が無くなってしまい、デジタルコンテンツしか売れなくなったら、相当困るというのが本音だと思います。これまで書店に対して、卸価格を強気でつけていた出版社も、Amazonでしか本が売れないとなったら、条件を呑まざるを得なくなるでしょう。

本を作り、デジタルデータも作るやり方から、デジタルデータだけの作成になると、出版社という商売自体が成り立たなくなってくる可能性だってあります。著作権者が自分でコンテンツを売れば、出版社に中間マージン取られなくて済むわけですもんね(出来上がる作品のクオリティが下がるとは必ずしも言えないわけですし)。一方で、お手軽に楽曲がどんどんコピーされてしまう音楽業界の苦悩が、出版界の苦悩にならないとも限らないわけです。

日本の読書端末や音楽デバイスは、コンテンツ産業の反発を買わない方向で設計されているために、使い勝手が悪いのは当然の帰結で、メーカーを責めたって始まりません。変わるのはどこか。それは出版社しかないでしょう、残念ながら…。

書き手を発掘し、または企画を出し、編集し、欲しい層にきちんと届けるのが出版社の仕事なら、媒体がどう変わろうと必要な仕事だと思うし、それで対価が得られるように知恵を絞る時なんだと思うわけです。
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by silverspoonsjp | 2010-01-18 23:54 | 本にまつわるエトセトラ
「二つの塔」の生演奏つき上映会があります!

詳しくはこちらまで。

去年は「旅の仲間」をやったそうなので、来年は「王の帰還」をやるんでしょうね。
ローハンのテーマが好きなんで、行くなら今年だけど、指揮はショアじゃないみたいだし。
第一、ニューヨークは遠いもんね…。
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by silverspoonsjp | 2010-01-17 01:25 | プチ日記
こんばんは。

ちょっと仕事の都合で、とある指数のことを調べたときに、自己診断ツールがあったので試しにやってみました。
ちなみに診断ツールはコレです。

どうせ自分で答えられるような人には関係ないでしょと思ったら、

思いっきり閾値大幅越えなんですけど。
っていうか、この数字、重症…??(くらくら)

いや、自己申告なんて当てになりませんよ(ぜいぜい)。

と思って、「サリーとアン課題」をやってみたら…

できないじゃん!

っていうか、「サリーとアン課題」は読解の問題でもあるんですから、これが間違ったということは正しく校正できないってことじゃないですか?(しくしくしくしくしくしく…)
っていうか、頭悪いんじゃないですか?(しくしくしくしくしくしく…)

いえ、自分でも脳のどこかが壊れてるかなーと思わなくはなかったんですけど、きっと大きくなるまでに、何かが補ってくれたんでしょうね。たぶんそうだと思う。たぶんそうじゃないかな?ま、ちょっと覚悟はしておけ。

ちなみに子どもの頃は、典型的な症状とされる以下の事柄がすべて当てはまる子どもでしたが、残念ながらいまはかなり違います。

諸兄・諸姉に思い当たるフシはありませんか?

・同じことを繰り返しするのが好きです。ビデオでは気に入った30秒くらいの場面を10回でも20回でも巻き戻して見ています(LotRを何十回も見たりね)

・事実だけを羅列した作文を書く(昔は先生に驚かれたものです…今は〆切間際だとついそんな文章になりがち・笑)

・乗り物が大好きで、ナンバープレートから外側の広告に描いてある電話番号まで覚えていて、事細かな絵を描く(鉄子だもんね)

・車のナンバー、時刻表などの細かい情報やデータなど、数字や数量、文字などをとても細かく覚えている(史学科でした)

・一日の計画が決まっていたり、毎日の決まり事があるようで、急遽予定が変わることをとても嫌がる(今はどたキャン不可とか言ったらクビが飛ぶから気にしてません)

・不器用さが目立つ。ボールの受け取りがうまくできない、歩き方がぎこちないなど(これは今でもそう)

・特定のものへのこだわりが強い(これは今でもそう…)

・行動の順序をこだわり、その通りにいかないとやり直したり、怒ったりする(怒りはしないけど…)

・突然の音に過剰に反応する(これは今でもそうです)

・特定のものを見ることや音を聞くことに苦痛を感じているようだ(それは、ミナス・テ〈以下自粛〉)

・物事や手順を視覚化して確認しないと不安(ビジネススキルじゃなかったのね…)。

まあ、いいや。今度「相性テスト」とか言ってうちの職場の人にやらせてみよっと。きっと皆高得点だと思うわ…(新年早々ブラックな私)。周りが似たものばかりなら、特に問題も起きないという、そういうオチに持っていきたい今日このごろです。はぁ。
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by silverspoonsjp | 2010-01-13 00:39 | プチ日記

ヨコハマ野暮用紀行

a0003079_22571387.jpgちょっと野暮用がありまして、横浜に行って参りました。三連休なので混んでるかなと思ったらそうでもなく、ついでだからちょっとぶらぶらして来ました。

横浜と言っても広いし、どこへ行ってもそれなりに良い所があるので、好きな場所は東京以上に人それぞれかと思いますが、私は観光客なので、関内のあたりが好きです。みなとみらい線が出来てからというもの、横浜駅周辺は素通りで、いつも「日本大通り」駅を利用しております。このあたり、昔の洋風建築がところどころに残っていて、素敵なんですよね…。

特に、絶対に立ち寄るのが横浜開港資料館(元は英国総領事館だった建物)です。展示を見るときもあるし、広場に面した喫茶室でお茶をするだけのときもあります。

もともとは、公共施設にありがちな喫茶室だったんですが、いつの間にやらオー・ジャルダン・ドゥ・ペリーというちょっと素敵なカフェに変身(写真がヘタで素敵に見えなくてすいません…ちなみに画面左下に見えるのはホントの大砲です)。パンがおいしいのと、スマートで横浜らしい接客(と私は思う)が大変気に入っております。

広場の端っこに座って、カフェオレを飲みながら街ゆく人を見るのはなかなか面白いものです。犬にチャイナドレス風(?)のコートを着せて散歩してる人とか、寒空に二の腕二の足全開で頑張ってる人とか。

それにしても横浜はオシャレな男性が多いですね。特におじいさんに粋な人が多いような気がします。銀座へ行けば、それなりに身だしなみに気を付けてるおじいさんはいますけど、横浜みたいに、ハンチングに皮ジャンが決まってるおじいさんとか、ピンクのギンガムチェックを大胆に着こなして、自転車で颯爽と通り抜けるおじいさんとかは見ませんねえ…。これが土地柄というものでしょうか。

近くには、これまたレトロでこじんまりしたフレンチもあるし、新聞博物館というまたまたレトロな建物もあるし、この辺でうろうろしてるだけで半日終わってしまいます。

せっかく来たからちょっと中華街に寄って帰ろうと(ひと駅ですが、歩いても10分かかりません)いつもと違う門へ向かったら、初めてみる立て看板が…

a0003079_2258360.jpg
世の中、いろんな押し売りがあるけど、これは初耳です。
確かに試食してけってうるさかったけど、もっとスゴイ人がいたんでしょうか…
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by silverspoonsjp | 2010-01-10 23:18 | プチ日記
最近は「ウェブ」か「マップ」しか使ってなかったので、全然気が付かなかったけど、Googleに「書籍」ってカテゴリーが出来てたみたいですね。

これが訴訟だ和解だと大騒ぎになってた機能か…へーぇと思いつつ試してみました。

たとえば「One ring to rule them all」と検索してみると(^^;)
原作の「旅の仲間」の該当ページをはじめ、
Lex Populiに始まって、トールキンのガイド本やら指輪物語の映画関連本やら、本文にこの詩が引用されている書籍がずらずら出てきます。

ちなみに下の方の欄に、本の中でよく使われている語句としてAragornが一番大きく出ているのはどういうことなんでしょうか?(ちなみにちなみに、Aragornよりは小さい字でMerry とPippinも出てくるのに、Frodoが出てこないのはナゼなんでしょう??)

うーむ…これはこれは…。

日本の書籍ではどうかと思って、

石炭をば早や積み果てつ

と入力してみると、
鴎外全集の一部(該当部分の6字くらいを1ページにわたって横長に表示)
が出てきました。

確かに、このページそのものは出てこないのですが、
検索した時点で鴎外全集の400ページに記載があること、前後の文章なども出てきますし、
アメリカの大学に蔵書があるためか、がっつりデジタル化されています。

こういう仕組みは確かに調べ物なんかにはとても便利です。
論文を書くときに、どこに自分の欲しい情報が載っているか探すところに時間がかかっていたのが、これならあっという間。

しかも、ネットに慣れてる人は調べ物をするとき、本を探すってことを考えつかないみたいですが、ネットを窓口にすればもれなく探せますしね。

それなのに何が問題なのかといえば、たとえば、

・いきなり無許可で印刷物をスキャンしてデジタル化し、これをネットで公開するというやり方は乱暴過ぎる。

・検索に賛成なら何もしなくて良いが、反対するには高いハードルがあるうえ、一方的に不利な立場に立たされるというのはアンフェアではないのか。

・ユーザーにとっては無料に見えるが、Googleは(現状)広告料で成り立っている。著作権者や出版社がコストをかけて作ったコンテンツを許可なく利用してもうけているのはどうなのか(ただ、これはニュースの検索の方が影響大きかったと思いますけど)。

・絶版本や著作者の許可が取れた書籍のみを全文公開するというが、その支払いの窓口はGoogle一社であり、著作者には相応の著作権料が払われるというものの、額や支払い方法はGoogleの都合によって左右される恐れがある。

・将来的に、全世界の本に対して、Googleの恣意的な判断で検閲まがいのことが行われる可能性は排除できるのだろうか。

私も上記の懸念はもっともだと思うんですが、一方で、Googleがやらなくてもどこかがやるだろう、という気もするんですね…。なので、結局、問題は、

一私企業であるGoogleの独り勝ちになるやり口は如何なものか

ということに尽きるんだろうと思います。

あとは、ますます書籍のデジタル化が進むだろう、ということでしょうか。
この点については、またの機会に…。
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by silverspoonsjp | 2010-01-04 23:34 | 本にまつわるエトセトラ
明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ、今日のうちにご挨拶を…
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by silverspoonsjp | 2010-01-01 23:58 | プチ日記