本と読書をめぐる冒険


by silverspoonsjp
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マニュアル車で行こう!

夏の旅行を計画してたら、行く先はレンタカー必須であることが判明。

しかも、借りられる車種はほぼマニュアル(MT車)。

免許を持ってる期間こそ長いけど、長距離ドライブは未経験で、っていう以前に都内に引っ越してからはマイカー持ってないし、そもそも都内では有り難いことに、おうちに小さなお子さんやお年寄りがいるとか荷物を運ぶためとか、特別な事情がない限り車は必要ないし。

で、最後にマニュアル車に乗ったのは前世紀(!)イギリスで車を借りて以来。

どうしよう、行くのやめようかな…事故ったり、周りに迷惑をかけたりしてもいけないし…と弱腰になりながらも、そういえば前回、イギリスのコッツウォルズでマニュアル車に乗ったときは(公共交通機関が不便なので、個人旅行でいくなら車が必須だったのです)、運転自体がすごく楽しかったな。そうだ、近場で試し乗りをしてみればいいやと思い直し、マニュアル車をレンタルしてみることにしました。

と言っても、都内だと、どこで借りられるのかよく分かりません。
(そういえば、日本でレンタカーを借りたことがなかった…;)

ネットで予約時にトランスミッションを指定できる、というサイトもあったのですが、何度トライしてもご希望の車種はありません、という答えばかり。車が趣味の人専用のレンタカー屋さんは料金が数万単位で試し乗りにしては高すぎる。

困ったな…と思っていたら、ホンダのレンタカーにマニュアル車がおかれているのを発見。

当然、車種はホンダのみですが、6時間で7,000円台と意外にリーズナブル。早速電話で問い合わせてみると、すぐに都内で借りられるところを教えてくれました。貸出日まで余裕があれば、メールで問い合わせも可能で配車もしてくれるそうです。
Honda Cars 東京中央のHP

電話した翌日、指定の販売店に行ってみると、ピカピカの車が用意されていました。

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(写真はホンダの公式サイトから)

FitのRSで6段変速、乗ると広いのに見た目はかわいくコンパクトなのも気に入りました。

最近の車に乗ってないのでトレンドを知らないのか、Fitの仕様なのかは存じませんが、エンジンは鍵じゃなくてボタンで操作するんですね(ヘタクソがマニュアル車に乗るとエンストしがちなので、これはすごく助かる仕様;)。

実はカーナビを使ったことがなく(をいをい…)設定に時間がかかりましたが無事出発。

外に出る前に駐車スペースでぐるぐる乗ってみましたが、操作は忘れてなかったようでホッとしました(をいをい…)。

都内なので、ちょっとした道も結構交通量が多く、右折左折などの車線変更もキビキビやらないといけないのですが、ナビが優秀ですいすい走れました。

そして何よりも、速度に合わせてギアを切り替えていく作業が楽しいです。
シフトレバーがガシッ、ガシッと決まる、この爽快感がたまりません。
実は大したことしてない割に(笑)バッチリ「操縦した」感が味わえる、いやー、ホントに好きです、マニュアル車。

お借りした車は中にいると吸い付くように静かで、カーブでの取り回しもよく、加速もスムーズで乗りやすかったので、戻って御礼を言ったら、そうですね、これはスポーツタイプなので、シリーズの下位車種とは乗り心地は違うと思います、といったような趣旨のことを教えてくれました。

スポーツ車の定義はよく分からないんだけど、普通に街中を走ってるコンパクトカーの見た目で6速というのが、走ったら凄いんです…のツンデレ風で面白いです。

ともあれ、これなら旅行で運転できそう。ありがとうございました。
すっかり味をしめたので、日本でも旅先でレンタカーを借りてみようかな。
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by silverspoonsjp | 2016-05-29 11:17 | プチ日記

続・デザビレの猫

a0003079_0183179.jpg東京、下町発のデザインの祭典、モノマチに行ってまいりました。日本発のものづくりや地場産業と組んだデザインを発信していこうということで、秋葉原駅高架下の2k540と台東区のデザイナーズ・ビレッジを中心に、千代田区や墨田区の工房や小規模なデザインショップなども参加して、プロダクツの展示や販売、各種イベントなどが行われています。

そこで見かけたのがこちら↑の小冊子。デザイナーさんが、仕事場にふらりと現れた猫の写真をまとめた本です。被写体の猫は、たぶん野良猫なんだと思いますけど、とっても自然体で、人間なんかふんっつて感じが、いかにも猫らしいです。

背景に映っているデザイナーズ・ビレッジの建物も、すでに廃校になった小学校ですが、洒落たモダンな造りで、とても素敵です。本のデザインが良いのはデザイナーさんが作ってるなら当然でしょうけど、写真も上手いなー。ご本人が撮ったのかしら。。。? 猫が好きな人じゃないと、撮れない写真ですね、これは。

これは「続」になっていますが、正編と、たぶんもう1冊くらいあって、どれにしようか相当迷いました。文庫版で薄いとはいえ、300円はお買い得です。他のも買えばよかったなー。

モノマチは明日5月25日(日)まで開催です!

詳しくはこちら
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by silverspoonsjp | 2014-05-25 00:19 | 素敵なヴィジュアルの本
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装丁家+小説家+アーティスト+夫婦漫才(?)のユニット、「クラフト・エヴィング商會」の展覧会が世田谷文学館で開かれています。

京王線蘆花公園駅からだとゆっくり歩いても徒歩10分程度。入口に錦鯉なんか飼ったりしちゃってよくわからない世界なのですが、先日は坂本九の「上を向いて歩こう」をテーマに展示をするなど、「文学館とは、手書き原稿や作家の遺品が並んでいる場所」的な先入観を常に覆そうとしているアヴァンギャルドな姿勢が大変よろしい。

っていうか、展示の中身以上に、展示品を並べるセットや小道具に凝っているあたりが、さすが特撮のメッカ、砧(きぬた)を擁する区の正しいあり方というべきでしょうか。

ともあれ、今回の展示は装丁なので、いちおう装丁作品を並べているコーナーもありますが、それは何となく言い訳で、挿絵の写真の中だけでなく、きちんと存在する小物である、入口の「商品見本」の数々がちゃんとモノとして作られているのが圧巻だったりします。
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展示のメインの、ぼんやりと街頭に照らされ、暗闇に浮かび上がる想像の古書店「一角獣書店」やクラフト・エヴィング商會の架空の事務所も実物大で再現され、後者は中に入って見学できるつくりとなっています。

小品の数々には説明がついているのですが、よくも考えついたな…と唸るものばかり。たとえば、

シガレット・ムーヴィー

なるものは、火をつけて口に加えれば脳内に映画が再生されるという代物。また、自作の詩はぜひ味わってみてほしい、と詩人が取り出す食べられる詩、

エピファイト

とか、Q&AのうちのAだけが書かれた書物(A41 猿を探すことが先決だったから って、質問は何だったんだろう? 答えた人はとりあえず、柴田元幸さんかも知れない)とか。

取りあえずといえば、

とりあえずビール

赤巻紙、青巻紙、黄巻紙

などは、実物を拝める日が来るとは思わなんだ、と人をして感嘆させる逸品ぞろいでございます。

店主の言う、世の中は「絶対にない」と証明する方が難しい、という言葉が、これらの商品が詰められた箱を覗くごとに腑に落ちてきます。

チケットもとても洒落たつくりで、こんなコースターみたいなデザインが、
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展示を観終わったあとは、こんな感じに。
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展覧会のタイトルは稲垣足穂の本から取られているそうで、そんな感じの世界観がかなりしっかり出来上がっているあたり、好き嫌いはあるかも知れませんが、装丁ではちまちました(←褒めている)作品ばかりでなく、かなり大胆に白地を生かした『絶対音感』や、すっきりとした印象の国語の教科書なんかもあります。インスピレーションが刺激される、観て絶対損のない展覧会。モノとしての本がお好きな方は、ぜひお出かけください。

なお、展覧会の詳しい情報は、→
こちら

2014年3月30日まで
世田谷文学館にて開催中
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by silverspoonsjp | 2014-03-10 01:39 | 本にまつわるエトセトラ
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JR御茶ノ水駅前の道を明治大学に向かって降りていくと、最初の交差点からすぐの右側に、キリスト教関係の施設が集まったOCCビルというのがあります。

ここの4階の奥まったところに、聖書考古学資料館という、「館」というよりは「部屋」があります。

月曜と土曜の午後1時から6時しか開いていないし、祝日がお休みなので、なかなか見られませんが、たまたま土曜に通りかかったので入ってみました。

中には、聖書に登場する時代の展示があり、碑文など大きなものはレプリカですが、楔形文字が記された粘土板や印章などは本物の出土品です。

ちょうど、聖書の世界と文字、という特別展が行われていました。アブラハムの時代からパウロの時代まで、聖書に登場する地域で使われていた文字の変遷が辿れます。
楔形文字、アラム文字、ギリシャ文字…などなど、文字好きには興味深い品々が目の高さ、至近距離から見られて、なかなか離れがたいものがあります。

学芸員の方も大変親切で、質問するほど知識がないのは残念でした。興味がある方なら、きっとお話も弾むことでしょう。講演会やセミナーも開催されるそうです。

入場料は無料(寄付歓迎)なので、日にちが合えば、立ち寄って見られてはいかがでしょうか。

千代田区神田駿河台2-1 OCCビル403

http://www.tmba-museum.jp/
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by silverspoonsjp | 2013-10-13 10:14 | 東京ところどころ

代官山 蔦屋書店

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みなさま、こんばんは。またまたご無沙汰しておりました。
猛暑が一段落した昨日、渋谷に出たついでに代官山 蔦屋書店に行ってみました。

駅からほどよく離れたヒルサイドテラスの一角に、ガラス張りの、これまたほどよい高さの建物が点在しています。そのうち3つを蔦屋書店が占めています。

書棚と床は自然な感じの木でできていて、天井近くの吊り書架と、目線の高さまでの低めの書架がコンビネーションになっており、本の森に囲まれているといった印象です。

店舗の中は至るところに座れるスペースがあり、ところどころ、雑貨や食品などでコーナーを作っています。それぞれのコーナーが書架によってゆるく仕切られているため、どことなく森に迷い込んだようで、実際より広く感じます。お客さんも口々に、こりゃ一日じゃ回りきれないねー、と言っていました。

私も最初は探検家気分でワクワクしながら書架を見て回りましたが、仕掛け的には楽しいものの、どうも落ち着いて本が見られず、途中で本は諦めてテラスのソファでお茶する方にシフトしてしまいました。

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建物の周りには木がたくさん植えられ、贅沢なスペースの使い方です。そういえば建物2階にあるラウンジにも読み放題の貴重な雑誌が並んでいて、まったりできそうでした。ここは本を探しに来る場所というより、本が小道具に写り込んでいるラウンジスペースといった方が正しいのかもしれません。ヘタすると、蔦屋本体より、併設しているスターバックスの方が儲かっているかも…?

空間を広く見せてはいるものの、各コーナーはあまり大きくなく、本自体のプレゼンテーションがイマイチだった気がします。棚の編集がイマイチというべきか…。

一日いられる本屋さんであることは間違いないので、ここはさらに頑張っていただきたいところです。
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by silverspoonsjp | 2013-07-21 01:31 | 書店めぐり国内編
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昨晩から今朝にかけて、御茶ノ水にある東京復活大聖堂教会の復活大祭に参列しました。合唱の集まりにニコライ堂の聖歌隊の方が参加されていた関係で、お招きを受けたものです。

御茶ノ水駅の聖橋口を降りると、下り坂の右手に見える美しい教会、通りかかれば必ず目に留まると思いますが、他のキリスト教系の教会と同様、奉神礼は信者でなくても参加することができます。と言われても、信者さんの邪魔になったらどうしようとか考えてしまうと、なかなか入りづらいですよね。

今回は、知り合いがいるという心強さと、大勢の人が集まる催しということで、失態も目立たなかろうという(?)気安さからちょっとお邪魔してみました。
(ニコライ堂でのお祈りの予定などはこちらのHPにとてもわかりやすく紹介されています)

敷地内に入ると、奥で大祭用のお菓子を売っています。大祭明け用か、かごに詰め合わせて準備している人も。聖人の絵がきらびやかに描かれた卵型の装飾品や、十字クッキー、クリーチという砂糖がけの華やかな菓子パンを売っています。買ったらモロゾフのビニール袋に入れてくれました。そういえば、モロゾフはロシアの人が創業したメーカーでしたね。後半は後味悪いことになったみたいだけど…。
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聖堂の中に入ると、まずは会堂に椅子がないのにびっくりです。だって、お祈りは夜の11時半から始まって、明け方4時までやるんですよ!ま、確かにこの時間に座っていたら、いかに信心深くても爆睡してしまう可能性大ですが、聖職者の方々からお年寄り、小さなお子さんまでちゃんと立って務めます。(立つことにはもちろん宗教上の意味があるのですが、私たちは根性がないので、ときどき隅っこに用意された数脚の椅子を占領してしまいました)

11時ちょっと前に着いたのですが、どんどん人が集まってきて、大きなドームの中が人で埋まります。さまざまな年齢層の日本人参列者に交じって、ロシア人らしき人の姿もちらほら…。信者さんはロウソクを買い、堂内のイコンの前にお祈りとともに供えてゆきます。天井にはロウソクを模したシャンデリアが輝き、燭台にはロウソクの炎が揺らめいて、とても厳かな雰囲気です。

定刻になると、徹夜祷が始まりました。とりあえず、始まった時点ではお祈りの言葉は日本語、聖歌隊の歌も日本語でした。先のHPによると、ニコライ堂=ロシア正教と思ってたのは誤解らしく、伝えたのはロシア人ですが、正教の教会組織は各国独立で、カトリックのようにどこかに総本山があるという訳ではないようです。

ただ、教義自体はいずれも同様で、復活大祭も同様に祝われるようです。こちらは、ロシアでの様子。

お祈りのことばも聖歌も文語で、大変趣きがあります。多くの箇所では、司祭のことばのあとに、聖歌隊がコーラスで
「主、哀れめや」などと呼応する形になっています。

歌は本来なら聖歌隊のみが歌うのでしょうが(一般信徒でも口ずさんでいる方はいましたが)、私たちはお呼ばれしたときに、「歌、簡単ですから。すぐ歌えますよ」と言われたのをいいことに、聖歌隊の最後列で参加させてもらっちゃいました。(立って参列してたら徹夜はとても無理そうだったのですが、歌っていれば何時間立ってようが平気、という理由もありまして…。)

歌はグレゴリオ聖歌に似ており、確かに初見で歌えるメロディですが、もちろんお祈りとして歌われているのであって、譜面通り歌っていれば良いというものではありません。聖歌隊の方々は若くてももう十年以上歌ってこられた方ばかり。お邪魔をしないようにとても緊張しました。基本的には祈祷文をずっと同じ高さで歌っていき、曲の最後に上げ下げやバリエーションがあるものが多いですが、声部同士の掛け合いになっている、少し複雑な歌もあります。

楽譜は歌う順につづられているのですが、繰り返しになるときや、応答のことばなどは指揮者がきっかけを出します。正教では楽器がなく、歌はすべてアカペラです。歌う前に、指揮者が音叉で最初の和音を上からハミングし、各パートが音を素早く拾って歌いだします。バス・バリトンには指導者クラスの声楽家のお顔も見え、重厚な響きを作り出していました。

夜中の12時になると、みなコートを着て、一斉に歩きだします。これから、会堂の周りを一周する「十字行」が始まるのです。私たちの後ろから聖職者の方々がついてきたので驚いていると、「聖歌隊は先頭で進んでください」と促され、あっ違います!と思ったら、聖歌隊の人から楽譜をハイと渡されてその位置で歌いながら歩きはじめちゃいました(良かったんだろうか…重大なマナー違反だったら申し訳ありません)

歌は重厚な合唱になっており、以下の讃詞を繰り返します。

ハリストス死より復活し、死を以て死を滅ぼし、墓に在る者に生命を賜へり

とても覚えやすいメロディですが、聖歌隊しか歌っていませんでした。

会堂の正面玄関のドアが開け放たれ、ロシアの教会で聞くような、独特のメロディーで鐘が鳴り響きます。列は結構長く続き、JR御茶ノ水駅前を通って、駅ビルの脇をすぎ、教会へ戻ります。途中、警官が警備に出ていましたが、連休の谷間で人もほとんどいませんでした。たまたま通りかかった人はビックリしてましたが、そりゃーそうでしょう。私も長いこと御茶ノ水近辺に出入りしていたのに、夜中にこんな行事が行われていたとは全く存じませんでした。

風が強い夜で、手にもったロウソクの火がすぐに消えてしまうのですが、お互いに着け直しあい、とても和やかな雰囲気でした。列の中にはお相撲さんの姿も見えました。正教の国から来た方々なんでしょうか。

教会の扉の前まで来ると、主教様とおぼしき方が祈りのことばをとなえて、(教会スラブ語も混ざっていたような気も)聖歌隊がそれに応え、先ほどの歌をうたう、というやりとりが繰り返されたあと、列は教会に戻りました。

この時点で電車組は帰宅したらしく、残った人たちは徹夜組です。儀礼も本格的な様子を呈してきます。途中、ドームの真下で日本語、英語で祈祷文が読まれるところなど、思わず聞き惚れてしまいましたが、とにかく4時間半は長く、ついに途中から腰かけてしまいました。信者の方々は、よほどのお年寄りを除けば、ちゃんと姿勢を正して務められています。4時を回り、パンと葡萄酒を分かち合う領聖が始まったところで、私たちは失礼しました。もう夜が明け始めていて、さわやかな5月の風が心地よかったですが…帰宅して爆睡しました。聖歌隊は最初から領聖の間中もずっと歌い続けていて、全然休みなしです。いやー凄いです。

いま、ラフマニノフの合唱曲「晩祷」を練習しているのですが、単なる美しい曲ということだけではなく、こういう祈りの場にふさわしいように、心して歌いたいと思います。
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by silverspoonsjp | 2013-05-05 16:02 | プチ日記

基本だよワトソン君

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スマホのカメラじゃこれが限界だったんですが…

大きな樹の上に作られた、一見何の変哲もないカラスの巣。よくみると、素材がハンガー。


道理でうちのハンガー、無くなるのが早いと思った。風で飛ばされるはず、ないもんね…。
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by silverspoonsjp | 2013-02-15 23:48 | プチ日記

チョコは見た目が10割

今日はバレンタインデーでしたね。で、長年、いつもチョコといえばココ…の渋谷デカダンスにいそいそと出かけました。世の中に、オレンジピールにチョコをかけた製品はいっぱいありますが、ここのが一番おいしいと思う…。

と、店をのぞくと、輪切りのチョコ掛けはあったけど、お目当てのオレンジ棒(未だ商品名を知らない)が売ってない。あ、そうだ、去年も、バレンタインの時期には定番商品を売ってないのですごい困ったんだこの店(怒)…っていうか、逆切れしてる場合じゃなく、相変わらず学習しない私が悪いんだった。でもあの商品、ネットでも売ってるの見たことないし、もう作ってないのかも。そしたらどうしよう(泣)

仕方なく、渋谷の東横をのぞくと、思わず私の目をくぎ付けにするこんなチョコが!

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って、箱ですがな…。

でも良いんです、中味はどうでも。(そうなの?)

実はですね、私がすごくもの箱欲しげにケースの前をうろうろしていたら、哀れに思ったのか、店番のお姉さんがハイ、って一粒試食させてくれたんです。でもコーヒー味が好きじゃない私が押し黙っていると、のこのこ後から現れた宅のワニにも、「どうぞどうぞ」と一粒。

スゴイ太っ腹。

だって、このチョコ4個入りで1600円とかするんですよ。試食で半箱いただいちゃいましたよ?

あまりに申し訳なかったので(しかもハッキリいって中味はどうでもいいし)、とりあえず箱買い(ビミョーに意味が違う気がするけど気にしない)
ま、いちおう中も見てみるか、ってことで開けたらこんなにかわいい模様が。

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な、なんて可愛いのー!食べるのがもったいない(でも、数秒せずに頂いちゃいましたけど)

でもこのドゥバイヨルって店、よく丸の内で通りかかるけど、こんな可愛い箱見たことない(見てたら絶対見逃さないと思う)、と思ったら、季節限定商品なのでした。可愛いのから売り切れていて、私がゲットしたのはまぁまぁ可愛い箱。

どうか来年も鳥模様にしてください。
そしたら、また買います。

激しく間違ってる気もするけど、どうぞよろしく!
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by silverspoonsjp | 2013-02-14 23:51 | プチ日記

上野文化会館、大ホール

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東京上野にある、文化会館の大ホールで歌ってきました。控室を出て、ステージ裏へ行ったらビックリ(楽屋からステージまですぐなのもビックリしたけど)。壁一面に、出演者が提供したと思しき、ポスター、寄せ書き、額の数々が…ふつう舞台の袖って殺風景なものなのですが、とても楽しめました。
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by silverspoonsjp | 2013-01-26 22:45 | 東京ところどころ
大地震から1ヶ月以上経つというのに、まだ災害が現在進行形な上、業務や日常生活のなかで、今頃になって思わぬ影響が出てきたりと、気の滅入る毎日が続いています。

でも、地震をきっかけに、それまで交流のなかった近隣の人と顔みしりになる、ということもあったりして、このマイナスの中から、少しでもプラスに転じることがあればいいなと念じているところです。

という訳で、何もする気が起きないモードから、少しは動こうかという気になったところで、前から気になっていた本屋さんに行ってみることにしました。

ちょっと前に、ほんの半日ほど京都で自由時間が取れたとき、おみやげを買いに三条へ行ったら、いつも立ち寄るレトロなビルに、「art-bookshop」という面白い書店を見つけました。美術書を扱う本屋さんかと思ったら、手芸本の専門店で、ちょうど良い感じの広さの空間に、和書や輸入書がギッシリ。

最近の和書ではビジュアル重視のスタイリッシュな手芸本も増えているように感じますが、輸入本には素朴な味のあるものが多くて、実際に手芸をしない人にも楽しめるジャンルだと思います。来店している人は、実用の本を探している人半分、面白そうな本を探している人半分、といった雰囲気でした。

旅先で本を買うのはちょっとためらわれたので(郵送する時間もなかったし)、本と並べて売っていた、手芸用の鳥の形のハサミを買ったところ、レジに他店舗のお知らせが置いてあり、東京にもあるようなので、いつか行きたいなと思っていたわけです。(その時は池袋店のお知らせしかありませんでしたが、神保町や渋谷、大阪の梅田や天王洲にもあるんだそうな)

で、その一つ、池袋店にお邪魔してみました。ただ、期待に反して、西武デパートの手芸売り場にちょこんと間借りしているという風情で、時間によっては、中で手芸体験もできるスペースがありましたが、本の棚は少なく冊数もそれほど置いていませんでした。ただ、ディスプレーにフランスの老舗手芸用品店・サジューの復刻版刺しゅう糸や指ぬきなどの小物がちょこちょこと陳列されていたのが目を引きました。

おっ、サジューが置いてある!と注目した先に、並べてあったのがこの本、
「サジューのお裁縫箱」です。

翻訳本でオールカラー、238ページもあるのに2700円というリーズナブルさにまずビックリですが、翻訳監修にユキ・パリスさんのお名前があり、本気度が伝わってきたので即買いしてしまいました。

原著者のクレスタン=ピエさんは手芸用品のコレクターで、それが高じてサジューの製品自体を復刻してしまったという、コレクターの中でも究極の人らしいのですが、前書きで手芸用品の来歴の特定や系統化がなぜ難しいか簡潔に述べ(多岐にわたる職人の分業だったこと、産業化が始まり、爆発的に種類が増えたことなど)、解説が絶対でないことを読者に告げ、訂正を歓迎する旨を知らせている姿勢は(訳文が上品な文体なせいもあるかもしれませんが)、好感が持てます。

続く本文では、ところどころに生産地やメジャーなメーカーなどについて解説したコラムを挟んでいるほか、ハサミと裁縫箱、指ぬきとメジャー、縫い糸と刺繍糸、図案集など、ジャンルごとに物自体の写真が配置され、キャプションで説明するスタイルを取っています。キャプションでは、象牙や真珠貝など、珍しい材料を使っているものについてはその説明をしたり、製造法や製造業者がわかるものはその説明を添えるなど、美術展のカタログによくある機械的な解説ではなく、いかにも好きでオタクで調べました!という感じが出ているのが、これまた好感が持てる点です。たとえば、ハサミの説明の一つ。

金製やここにあるような金メッキ製のハサミの場合、柄と刃は別々に、たいていは2人の職人によって作られていました。銅の取っ手が付いた刃は、柄に差し込まれ、接合されていたのです。接合するのには、樹脂を混ぜた、スペイン蝋と呼ばれるものをよく使っていました。

昔の裁縫箱のセットを見ると、なぜこんなものが入ってる?と驚くアイテムが入ってたりするのも楽しいです。例えば、繊細な細工のガラスの小瓶が入ってたりするのですが、中には、うっかり針を指に刺してしまったときに付ける消毒薬が入ってたそうです。昔からそそっかしい人っていうのは居たんですね…。



フレデリック・クレスタン・ピエ 著
峯澤典子 訳
ISBN 978-4-902199-40-6
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by silverspoonsjp | 2011-04-24 12:13 | センス・オブ・ワンダーの本