【代々木上原】LOS PAPELOTES
2004年 11月 20日
急遽予定が変更になったため、午後の数時間がヒマになりました。仕事するには天気もいいし(こらこら)、オープンエアのカフェでお昼を食べよう…ついでに図書館に行って、それなら富ヶ谷かな、と思い立ち、代々木八幡へ参りました。
カフェubusunaは小さなお店ですが、図書館のまん前なのでつい寄ってしまいます。で、どうせここまで来たからと、お隣の代々木上原まで出かけてみることにしました。駅にして一駅、歩いて600mです。
海外旅行のときすらそうなんですが、いちおう目的地は決めておくものの、そこへたどり着くまでの方が面白いことがしばしばなので、目的地ではたいてい泊まるだけになってしまいます。無事着いたあとでも、ちょっと隣の駅まで行ってみたりするのが癖なんです。
で、今回も、駅前の文教堂書店をのぞいてから、道なりに坂を下りてみると、すぐ左手に小さな看板をみつけました。古本 Los PAPELOTES。ひょいと覗くと、とても面白そうなお店です。
外のスタンドには「Switch」のバックナンバーが差してあり、中は木造で、ちょうど「ジャーナルスタンダード」とか「パパス」とか「ポールスミス」とか、メンズ系のブティックっぽい雰囲気です。
洋書・和書問わず、アート系雑誌のバックナンバーや写真集が並んでいます。店の奥は半地下になっていて、カレル・チャペックの文庫や、評判の良いコミックがセンスよく並べてありますが、すごく変わった品揃えというわけではありません。値段ももちろん定価以下です。
街の古本屋さんなら普通に置いていそうな本でも、セレクトと並べ方のセンスでここまで人をひきつけることができる、という見本みたいな本屋さん。駅からほんの数十メートルです。
ちょっと年季が入ってる素敵なレストランとか、とぼけた味わいのカフェなんかもあるし、坂がちだし(坂のある町が好き)、いいところですね、代々木上原は。
by silverspoonsjp
| 2004-11-20 18:53
| 書店めぐり国内編