おじいちゃんと猫が主役の子どもの本…Mr.Putterシリーズ
2008年 05月 24日
パター(って読むのかしら…?)おじいさんと猫のタビィが主人公のシリーズ。
日本語訳が出てるのかどうかはわかりませんが、40ページしかないパンフレットみたいな絵本なので、英語のまま読みました。
子ども向けなのでとてもシンプルな英語で書かれていて、それがまた、
とても良いんですね…。
Putterという名の通り、のんびり暮らしてるおじいさんとその飼い猫のお話です。
鉛筆と淡い水彩画で描かれた挿絵ともあいまって、何とも言えない味があります。
裏表紙を見ると、5才から8才向きって書いてあるんだけど、この本の本当の良さがわかるのは、読み聞かせをしているお父さん、お母さん…でもまだ早いかも知れない(爆)
Putterさんは一人暮らしのおじいさん。
おいしい紅茶を入れて
おいしいイングリッシュ・マフィンを焼いて、
楽しいお話もいろいろ知っているけど、いつも一人ぼっち。
で、ここはいっちょう猫を飼おうと思いつくわけです。
ペットショップに行くと、そこには可愛らしい子猫ばかり。
お店のお姉さんには、
年寄り猫なんて可愛くもないし寝てばかりで、
欲しがる人なんていません、と言われてしまいます。
とっくに可愛くもなく、ごろごろしてばかりのPutterさん、
やっぱり子猫は要らないんです…。
やっと見つけた年寄り猫と二人(?)、まったりしている描写が
たまりません。(Mr. Putter and Tabby Pour the Tea)
かと思うと、どうしても梨の御菓子が食べたいのに、
寄る年波で、たわわに実るわが家の梨を取ることが出来ないPutterさん。
昔とった杵づかで梨を取ろうとするのですが…
(Mr. Putter & Tabby Pick the Pears)
といった、ペーソスあふれるお話が展開します。
年を取ってしまったので、雪の日に外で遊べないPutterさん。
(Mr.Putter&Tabby Write the Book)
子ども時代の夢だった飛行機を手に入れるけど、
やっぱり子どもに譲ってしまうPutterさん。
(Mr.Putter&Tabby Fly the Plane)
Putterさん自身はそれはそれで諦めて、上手いこと他の楽しみを考えつくのですが、
年を取ることの哀しさは、やはり惻々と胸に迫ります。
しかし最後には、読者をほっとなごませて終わる。
ニクい、実に心ニクい展開のお話であります。
シリーズは10冊以上あるんですけど、読み出すと止まりません。
私のお気に入りは、上の 4冊以外に、
・Mr.Putter&Tabby Feed the Fish
意を決して魚を飼うことにしたPutterさん。
でも、ワクワクしてるご本人以外にも、ワクワクしてるのがもう1匹…
・Mr. Putter & Tabby Paint the Porch
いつも玄関先のポーチでお茶してるPutterさん。
いいかげんペンキを塗り替えようとするのですが、次から次へと邪魔が入り…
Cynthia Rylant著
Harcoutr Brace&Company
日本語訳が出てるのかどうかはわかりませんが、40ページしかないパンフレットみたいな絵本なので、英語のまま読みました。
子ども向けなのでとてもシンプルな英語で書かれていて、それがまた、
とても良いんですね…。
Putterという名の通り、のんびり暮らしてるおじいさんとその飼い猫のお話です。
鉛筆と淡い水彩画で描かれた挿絵ともあいまって、何とも言えない味があります。
裏表紙を見ると、5才から8才向きって書いてあるんだけど、この本の本当の良さがわかるのは、読み聞かせをしているお父さん、お母さん…でもまだ早いかも知れない(爆)
Putterさんは一人暮らしのおじいさん。
おいしい紅茶を入れて
おいしいイングリッシュ・マフィンを焼いて、
楽しいお話もいろいろ知っているけど、いつも一人ぼっち。
で、ここはいっちょう猫を飼おうと思いつくわけです。
ペットショップに行くと、そこには可愛らしい子猫ばかり。
お店のお姉さんには、
年寄り猫なんて可愛くもないし寝てばかりで、
欲しがる人なんていません、と言われてしまいます。
とっくに可愛くもなく、ごろごろしてばかりのPutterさん、
やっぱり子猫は要らないんです…。
やっと見つけた年寄り猫と二人(?)、まったりしている描写が
たまりません。(Mr. Putter and Tabby Pour the Tea)
かと思うと、どうしても梨の御菓子が食べたいのに、
寄る年波で、たわわに実るわが家の梨を取ることが出来ないPutterさん。
昔とった杵づかで梨を取ろうとするのですが…
(Mr. Putter & Tabby Pick the Pears)
といった、ペーソスあふれるお話が展開します。
年を取ってしまったので、雪の日に外で遊べないPutterさん。
(Mr.Putter&Tabby Write the Book)
子ども時代の夢だった飛行機を手に入れるけど、
やっぱり子どもに譲ってしまうPutterさん。
(Mr.Putter&Tabby Fly the Plane)
Putterさん自身はそれはそれで諦めて、上手いこと他の楽しみを考えつくのですが、
年を取ることの哀しさは、やはり惻々と胸に迫ります。
しかし最後には、読者をほっとなごませて終わる。
ニクい、実に心ニクい展開のお話であります。
シリーズは10冊以上あるんですけど、読み出すと止まりません。
私のお気に入りは、上の 4冊以外に、
・Mr.Putter&Tabby Feed the Fish
意を決して魚を飼うことにしたPutterさん。
でも、ワクワクしてるご本人以外にも、ワクワクしてるのがもう1匹…
・Mr. Putter & Tabby Paint the Porch
いつも玄関先のポーチでお茶してるPutterさん。
いいかげんペンキを塗り替えようとするのですが、次から次へと邪魔が入り…
Cynthia Rylant著
Harcoutr Brace&Company
by silverspoonsjp
| 2008-05-24 22:45
| 英語の本